しーさるの鉄日記

関西民鉄新車3題


●阪神電鉄では普通用車両『5700系』4両×1編成を今夏から導入することを発表した。ステンレス車体でドア付近には円形グラフィックをデザイン、床、シートは摂津灘をイメージして水模様をアレンジする。消費エネルギーを、5500系に比較し2/3に、5001形に比較し半分にするが、加速性能は維持させる。
出入り口ドア横に扉開閉ボタンを新設、上部には3.2インチハーフサイズの液晶式車内案内表示器を設置する。

●南海電鉄では『8300系』4両×5編成を今秋から南海本線、空港線、和歌山港線に導入することを発表した。外装は先頭部の角を大きく丸め車体上部から下部にかけて一体感を持たせたデザインに、座席シートと袖仕切りは大きなドット柄とする。南海では初めて液晶ディスプレイによる液晶式車内案内表示器を採用する。


●神戸新交通では平成29年度に六甲アイランド線に新車を1編成投入することを発表した。平成31年度から平成35年度に2編成ずつ、11編成投入して既存車両を置き換える。
車両デザインは船をイメージするシルエットとし、緑青を基調、車体はワイドボディを採用する。室内はセミクロス、犯罪予防のため防犯カメラを各車両に2台設置する。室内扉上部にはLCD車内表示器を各車両に2台設置する。

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阪神1000がデビューして8年でようやく普通用車両にもステンレスカーを投入。ステンレスカーの普通用車両が走るのは、昭和52年にステンレスジェットカーが廃止になって以来38年ぶりとなる。1000に比較すると、前面下部は絞ったデザインになった。ワンマンでもないのに扉開閉ボタンが取り付けられたのは、待避時間の長い阪神の普通らしいなと。尼崎で本線特急と西大阪線の乗り換え通路代わりになる時は、ドアを開けるだろうけど。東芝のサイトによると、阪神5700で採用されている全閉PMSMは阪急1000でも採用されているから、高速神戸では同じ制御システムの車両が揃うことになる。

南海の8300は8000の仕様変更車、前面下部とLCD表示器以外は大きな違いはない。8000系は13編成、うち4編成が去年投入されたものだけど、もう仕様変更車を登場させるとはね。8300の方が製造コストが低いのだろうか。8000と8300を合わせると18編成72両、1000系の44両を越えるが、100両以上の7100系には及ばない。リリースによると、20両を一気に投入、7000系は4両×4編成と2両×3編成の22両だから、全廃される可能性が高い。20年前の関空開港時は片扉の関空急行を見て、京成特急に似ている印象を受けたわけだが。なお、7000が全廃となると、大手私鉄の片扉通勤車は京急800だけになる。

六甲ライナー新車のデザインは、他の新交通システムの新車に比較して洗練されているイメージを受けた。小さい頃に見た未来の乗り物のイメージ。下の小さいシグマ前面が珍しいせいだろうか。リリースでは触れていないが、瞬間くもりガラスは当然とりつけられるだろう。

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