時刻表で判明した改正概要

赤羽の駅ナカでコンパス時刻表を購入、朝８時前なのにもう一冊しか残ってなかった。改正リリースだけで判明しなかった部分で注目した点は以下の通り。

●下り新大阪こだまは、静岡で１本退避から２本退避に、掛川で新規に退避するようになり、三河安城退避がなくなる。上り名古屋こだまは新富士退避が静岡退避に変更、新大阪こだまは岐阜羽島と掛川で新規に退避、静岡で１本退避から２本退避に変更する。
●下り山陽こだまは、福山でさくら、広島でBのぞみの接続を受ける。

●データイム下りなすのは８分繰上げで東京12分発、宇都宮ではやぶさに追い抜かれて、郡山での盛岡やまびこに接続するようになる。郡山始発の上りなすのは仙台やまびこから接続するようになる。
●下り盛岡やまびこは４分繰上げで東京36分発、現状の仙台退避はなくなり、一ノ関まで逃げ切るようになる。44分の臨時スジに宇都宮、または56分のスジに福島で追い抜かれ、東京～仙台まで２時間かかるようになる。上りの定期はやぶさ追い抜きは現状と同じく福島、北上と一ノ関で臨時の空退避があるので、盛岡から仙台まで75分かかるようになる。

●烏山線の蓄電式電車『ACCUM(アキュム)』は宇都宮を1003に発車し、宇都宮～烏山を1.5往復した後、烏山線内を１往復、宇都宮には1833に戻る運用に。午前中は１往復削減の２時間の運転間隔となる。
●宇都宮～黒磯間は、宇都宮発9時半から14時まで40分以上の運転間隔となる。
●横須賀延長の成田エクスプレスは北鎌倉にも停車する。
●高崎線特急の上野発着は地平ホーム14、15、16番線に。

●仙石線はA快速が午前３往復夕２往復残る。

●鹿児島本線快速の特急退避は、小倉方面が古賀と八幡、博多方面が折尾と福間、ただし八幡と福間での退避は「きらめき」の設定がある時のみ。

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東海道新幹線では一部のぞみの速達化に伴う退避パターン変更。新大阪こだまが上下ともに、東京～新大阪間の所要時間が３時間54分から４時間04分と10分増えた。のぞみが列車１本分スピードアップするからその分譲らなければならないわけで。再び４時間を切らすためには、700系の東海道撤退を待たなければならない。全体的に見たら所要時間増だが、豊橋→名古屋は三河安城退避の消滅で25分運転になっているのだけどね。

東北新幹線も盛岡やまびこが犠牲に。仙台以南でも空退避を受け、２時間超えが標準となった。いっそうのこと、平日ダイヤと土休日ダイヤも分ければいいのにね。平日の臨時設定は少ないし。遅延回復をしやすいというメリットはあるといはいえ、設定日が少ない臨時の退避は気になるところ。Ｅ５化で300キロ以上を出せば、退避時間分取り戻すことできるだろうけど。

烏山線のACCUMは全部東北本線内に乗り入れる運用だと思っていたのだけど、烏山で充電して宝積寺まで往復する運用があるようで。午前中の減便は烏山での充電時間を確保するためのものだろうか。午後は、烏山で１時間充電して、烏山線内を往復40キロ運転、26分充電して宇都宮へ戻る運用となる。次回の改正では残りの２運用にもACCUMを投入するだろうけど、現状の本数、スジを踏襲するのだろうか。

宇都宮線の宇都宮～黒磯間は、ついに40分以上の運転間隔に。つい最近まで20分毎で運転していたと思っていたのだけど。烏山線からの直通が入るところは、宝積寺以南で間隔が縮まるけど、午前上り47分ブランクはそれすら入らないからな。学生のテスト期間中に苦情が出てきそう。

651系は初の上野駅高架ホーム発着になるかと思ったが、地平ホーム発着になるのか。新幹線がなかった頃から、上信越特急→高架ホームだから地平ホーム発の高崎線特急は違和感ある。車両は高架ホームの方が違和感あるけど。地平ホーム発着にしたのは高架ホームは東京乗り入れ対応工事でいっぱいからではないかと。普通列車ですらのりば変更しているし。来春改正では東京に乗り入れるだろうから地平ホーム発着は１年限りとなると思われる。上野2015の651フレッシュひたちが16番線に早く入線すれば、20時丁度に14番線から発車するスワローあかぎと揃うのだけど、どうなるのだろう。

鹿児島本線では「きらめき」の設定がない午後に、特急退避なしの快速が走るとのことで。「有明」が小倉乗り入れしていた頃から快速は特急に追い抜かれていたはずだから、いつ以来になるのだろう。「きらめき」退避がないいものの、赤間周辺の駅で時間調整するから「きらめき」設定時間帯の快速と所要時間が変わらないけどね。