しーさるの鉄日記

京浜急行10/21改正


京浜急行では10月21日のダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。

●品川・都心方面~羽田空港
★平日朝ラッシュ時に羽田空港へ向かう「快特」を3本増発し、「エアポート急行」と合わせて毎時9本体制とする。
★データイムの「エアポート急行」を全て「快特」に格上げする。これに伴い、品川~羽田国際線ターミナルを12分で結ぶ列車を毎時6本運転する。また、土休日夜間も同様に毎時6本体制とする。
★品川~京急蒲田間に普通を毎時3本新設する。

●横浜方面~羽田空港
★平日朝ラッシュ時に羽田空港へ向かう「特急」を3本増発し、毎時6本体制とする。(土休日はエアポート急行)
★データイム及び平日夕ラッシュ時に「エアポート急行」を増発し、毎時6本体制とする。

空港アクセス列車の増発だけでなく、時間短縮も図った今回のダイヤ改正。ピーク時品川方毎時9本、横浜方毎時6本、データイム両方向毎時6本というのは、京急蒲田駅付近連続立体交差事業の案内で発表になっていたのだけど、今回はその詳細が明らかになったわけで。

データイムは歴史の長い副優等の消滅という大胆な手に出た。つい最近まで青物横丁・平和島通過といったら毎時3本の快特だけだったのに、特急が快特に格上げされ、エアポート急行も快特に格上げされ、快特毎時12本となった。

空港アクセスのスピードアップには近距離が犠牲になるわけで。トンネルの向こう側でもデータイムの千住大橋での長時間退避が発生したということがあったし。エアポート急行の快特化→スピードアップした分平和島の普通発車時刻繰上げ→本線快特の平和島退避を蒲田退避に変更という流れなのだろうか。品川以北のスジがどうせ固定だし。

平和島での待避時間が7分から2分に短縮されると仮定した場合でも、品川から大森町への所要時間が急行乗り継ぎの12分から16分と増えてしまう。そのため平均待ち時間の短縮と、急行停車駅での乗車チャンス維持のための蒲田ローカルとなるわけで。近距離での緩急分離を増やしつつ、普通列車を増発するって、この前の西武新宿線改正と逆の考え方だな。

それにしてもデータイムの北総方面快特とは懐かしい。99年改正の時に上りのみ設定されたようだけど。

横浜口エアポート急行の時間短縮は、新町や川崎での退避を上大岡に統一したことによるもの。一番混雑する横浜口において、快特とエアポート急行でいい感じに分散されていたのだけどね。対横浜での速達性を上げるなら、快特とエアポート急行の接続を川崎にするか、増発分のエアポート急行を快特に格上げするのがベターなわけなんだけど。いくら普通毎時12本体制の頃の名残だとはいえ、横浜以北のエアポート急行停車駅は毎時6本も必要かという感じがする。品川口の副優等が消滅して、横浜口の副優等が毎時6本って、時代が変わったなとつくづく感じる。

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