しーさるの鉄日記

18きっぷ消化で房総へ


今日は18きっぷの残り1枚を使って、房総半島で改修された駅を巡ることにした。

京成の普通と特急を乗り継いで船橋へ。船橋からは総武線で千葉へ。数分後に来る7時43分の快速は津田沼止、54分の千葉行は津田沼での『しおさい』待避で5分も停車するので、47分の各停で千葉へ向かうことにした。千葉着8時07分、上総一ノ宮行へ階段乗り換え、発車5分前だが余裕でボックスを確保できた。千葉を8時17分に発車、特に長い時間の停車はなく、上総一ノ宮には9時03分に到着した。

上総一ノ宮駅は、東京オリンピックに合わせて駅を改修、オリンピック開催予定直前の一昨年6月末までに完成させた。新しい駅舎は門前町の街並みをイメージしたもの、上部の軒は水平線をイメージして、濃い青となっている。天井は杉板が格子状で組み込まれ、波をイメージした板目模様も入っている。ただ、窓がないためか、正面から見ると倉庫のように印象を感じるのが残念。跨線橋は東側に延ばされ、Suica専用2通路が跨線橋上に、階段だけでなくエレベータも整備された。2、3番線ホームに整備された待合室は海、サーフィンをイメージしたもの、小さいサーフボードも置かれている。

上総一ノ宮発9時23分の安房鴨川行に乗った時はそんなに乗ってなかったが、上総一ノ宮着9時20分の列車が着くと、人がどっと乗り込んできた。発車時には、立ち客が10数人出て、数席空いているような状況になった。上総一ノ宮駅の様子見があったとはいえ、17分前の列車で先行しておいたのは正解だったのかと。大原着9時40分、10人以上降りたものの、立ち客8人で空席も変わらなかった。御宿着9時50分、8人降りて空席も目立つようになる。勝浦着9時56分、7人降りるが10数人乗り込んで、席が埋まるようになる。安房鴨川着10時25分、隣の3番線には木更津行が停車中だが、発車は10時58分と30分以上も後だ。それにも関わらず、10人程が乗り継いで、車内で発車を待っていた。自分はこの30分を利用して、駅から徒歩数分のコンビニで水分などを購入した。駅舎裏にはイオンがあるものの、跨線橋を乗り降りするのが面倒で時間的にも微妙だった。上総一ノ宮のように、跨線橋から駅舎と逆側に降りられる改札があればいいのだけど、18きっぷでは意味ないか。

木更津行発車10分前に戻ってきたら、乗客は30人以上に、さらに特急『わかしお』からの乗り継ぎ客10人が加わり40人、さっきまで乗っていた安房鴨川止の半分くらいになった。
安房鴨川から2駅目、江見には11時08分に到着した。江見は海側に駅舎のある相対式で、両ホームは館山寄りの跨線橋で結ばれている。駅舎は2020年8月末に改築され、移転してきた郵便局が入居するようになった。今日は日曜日なので、郵便局業務も駅窓口業務も行われておらず、シャッターが閉まっていたが、平日9時から16時まではシャッターの部分は普通の郵便窓口になり、きっぷ販売やSuicaチャージなどといった駅窓口業務も郵便局員が行うことになる。駅舎、つまり郵便局の前に置かれているポストは、スカ色の郵便車をイメージしたラッピングが施されていた。
駅と郵便局というと、去年7月に訪れた日原駅が頭をよぎるが、あそこは簡易郵便局だし、駅の待合室と郵便局の待合室が別々になっている。郵便局の局員が駅窓口業務を行うのは同じだけど。

江見はデータイムに交換する駅なので次の列車まで65分待ち、15分ほど歩いて、カネシチ水産で昼食となった。時間的にギリギリになったものの、徒歩圏内に飲食店があるのは有難い。
江見からの列車も40人くらい、館山で半分以上が降りた。でも、それ以上の乗り込みがあり、自分の車両は70人くらいになった。13時前でこの状況だから、あとの時間帯はもっと乗っているのかと。保田からハイカー20人乗ってきて、満席に、浜金谷以北からの客は座ることができなかった。やはり、土日は輸送力不足が否定できない。君津着13時46分、接続相手の総武線直通快速は11両だから混雑が分散すると思ったら、6号車が満席に対し、8号車がシート端にしか客がいないと、かなりばらけていた。

五井着14時19分、小湊鉄道の乗り換え通路で、海士有木までの往復乗車券を購入する。片道250円のところが往復だと450円だから1割引だ。五井を14時43分に出て、海士有木着14時53分、折り返し15時07分発の五井行はキハ40-2運用、JR只見線の福島側で運用されていたのを譲渡されてもらった編成だった。トイレは閉鎖され、案内関係は更新されていたが、塗色もそのまま、五井到着時はアルプスの牧場のオルゴールが流れていた。キハ40は今運用されている2両以外に、3両が五井の車庫に置かれているからどのような運用になるか気になるところだ。

五井発15時32分の君津行に乗って、2つ目の長浦駅で下車する。長浦駅は2012年から駅を改修、元の駅舎の千葉寄りに自由通路と橋上駅舎を新設して、2014年2月から供用を開始した。それに伴い、元の駅舎だけでなく、その木更津寄りにあった小さい跨線橋は解体撤去された。ただし、南口階段と駐輪場を結ぶ連絡通路は残され、新設の自由通路と結ばれている。既存の南口出口には自転車用のスロープがあるからだ。新しい駅舎は元の駅舎より位置を高くして、自由通路での段差を解消している。周辺から橋上駅舎への上りエスカレーターは整備されているが、ホームから橋上駅舎へのエスカレーターはなく、エレベーターか階段を48段昇ることになる。エレベータは、北口は1か所だけだが、南口は道路を挟んで2か所ある。ホームへの階段と北口への階段の間には壁がないから開放的な印象を受ける。以前あった跨線橋は北口からだと階段だけだったが、橋上化によりエスカレーター、エレベーターが使えるようになった。

長浦発15時58分の上総湊行に乗って、次の袖ヶ浦で下車する。以前は、山側である南口に1912年の開業当初からの木造駅舎があったが、2014年10月に橋上駅舎を新設した。このことで木造駅舎は100年以上の歴史に幕を閉じた。橋上駅舎は全国でも類を見ない直径20mの円形ベースのデザイン、円の下は吹き抜けになっているので開放感がある。出口からコンコースの階段の壁は木造の桟になっているので、ホームが透けて見える。袖ヶ浦も長浦同様、ホームからコンコースへのエスカレーターは整備されていない。2か所ある階段のうち、どちらかを上りエスカレーターにすればいいのだけど、階段が狭くなって危険だという判断なのだろうか。
袖ヶ浦駅の南口は前からあったが、海側の北口は橋上化に伴い新たに整備された。整備された当初は建物は少なかったが、2019年7月にゆりまちモールという商業施設が整備され、スーパーや銭湯が入居するように、その2か月後には東横インが開業した。2018年12月には東京駅まで53分で行く東京ガウライナーが乗り入れるようになったが、コロナ禍の影響で現状は平日朝上りと夕下りだけの運転となっている。JRだと京葉線の通勤快速でも1時間以上、総武線直通快速で1時間20分前後かかるから渋滞がなければバスの方が優位だ。

駅近くにスーパー銭湯でひと風呂浴びた後、袖ヶ浦発17時49分の総武線直通快速に乗車、錦糸町で各駅停車に乗り換えて、秋葉原で買い物した後、帰宅した。

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