リノール酸、βカロチン、ビタミンD2
食品に含まれるリノール酸やβ(ベータ)カロチン、ビタミンD2に、C型肝炎ウイルス(HCV)が肝細胞内で増殖するのを抑える効果があることを、岡山大の池田正徳・准教授(ウイルス学)と矢野雅彦研究員(肝臓病学)らが見つけ、米医学専門誌に発表した。
グループは、HCVの遺伝子(RNA)が増えやすくしたヒトの肝がん細胞株に、ビタミンやミネラルなど46種類の食品成分を別々に加え、遺伝子の量が減るかどうかを調べた。その結果、リノール酸など3成分が、HCV遺伝子の数を大幅に減らすことを確認した。インターフェロンを併用すると、効果が高まった。
HCV感染の治療は、インターフェロンと抗ウイルス薬リバビリンの併用が主流だが、貧血などの副作用があるため、服用できない高齢者などに対する治療法が求められている。
[読売新聞 / 2007年04月19日]
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20070419ke03.htm
食品に含まれるリノール酸やβ(ベータ)カロチン、ビタミンD2に、C型肝炎ウイルス(HCV)が肝細胞内で増殖するのを抑える効果があることを、岡山大の池田正徳・准教授(ウイルス学)と矢野雅彦研究員(肝臓病学)らが見つけ、米医学専門誌に発表した。
グループは、HCVの遺伝子(RNA)が増えやすくしたヒトの肝がん細胞株に、ビタミンやミネラルなど46種類の食品成分を別々に加え、遺伝子の量が減るかどうかを調べた。その結果、リノール酸など3成分が、HCV遺伝子の数を大幅に減らすことを確認した。インターフェロンを併用すると、効果が高まった。
HCV感染の治療は、インターフェロンと抗ウイルス薬リバビリンの併用が主流だが、貧血などの副作用があるため、服用できない高齢者などに対する治療法が求められている。
[読売新聞 / 2007年04月19日]
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20070419ke03.htm