アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

ディーピカー+ドニー+トニー=『トリプルX:再起動』

2017-02-14 | 映画一般

今回の香港滞在は、ちょっと密命(?)も帯びていまして、いろんな所の写真を撮りまくっています。香港の変化の激しい所の写真がほしくて、今日は西九龍地区にやってきました。つい先日も行ったんですが、今日は佐敦(ジョーダン)駅から圓方ショッピングモールへ徒歩で行きます。おお、文化センターらしきものが出来上がってきていますね。


実はこの間、圓方にあるスーパー360で買ったキャベツの甘酢漬け&大根の甘酢漬けがとーってもおいしかったので、それを買いたいこともあって、再びこのショッピングモールにある映画館The Grandにやってきたのでした。見たのは本日のタイトルにもある『トリプルX:再起動』。ディーピカー・パードゥコーン(日本の配給さんは正確に表記して下さっていて嬉しいです)のハリウッドデビュー作です。この間からせんきちさんのブログでいろいろ鑑賞記@台湾を読んでいたので、見てみたい気持ちが頭をもたげて久々にハリウッド映画を見ることに。香港題名は『3X反恐暴族:重火力回帰』です。


ディーピカーのほかに、ドニー・イェンにトニー・ジャーも出ているとあって楽しみなのですが、どうせいいところは主役のヴィン・ディーゼルが持って行ってしまうんだろーなー、と思っていたら、のっけからヴィン・ディーゼルの素敵なアクションシーンが登場して、ちょっと魅せられました。今調べてみたら、えっ、もう49歳なの!? であのアクションはすごいですねー。あ、そうそう、「のっけから」はちょっと間違いで、のっけに出てくるのは何とネイマールです。なんで?

XXx Return of Xander Cage Poster.jpg

しばらくするとディーピカーが登場し、続いてドニーさんがガン・アクションもある動きを披露し、そして銀髪のトニーも出てきて...とメンツが揃うのですが、何だかアクションが軽業アクションで、いまいちこっちの体が反応しません。ハリウッド映画って、これがいつもつまらなくて...。でもまあ、ドニーさんとディーゼルのカー・チェイスならぬカーの谷間チェイスの所なんかは凄かったので、よしとしましょう。ストーリー? いや、そんなものは屁みたいなもんですから、この手の映画は。ディーピカーのアクションも、ルビー・ローズ(緑色の髪の乙女、ただし凶暴)と組んだガン・アクションが美しい絵になっているので、ファンは嬉しいと思います。日本では2月24日(土)から公開で、公式サイトはこちら。予告編を付けておきます。

『トリプルX:再起動』 本予告

そこまでは良かったんですが、今日はそのあと×続き。まず、映画館から出て、鄭秀文(サミー・チェン)と張孝全(ジョセフ・チェン)の映画のポスターを撮ろうとしたら、手が滑ってカメラが落下。見事に一部が壊れたのですが、電池ボックスの蓋だったので、本体は何とか無事。蓋が閉まらなくなって、さて、困った、と今持っているものをあれこれ思い出したら、そうだ、輪ゴムが2つある! というわけで、輪ゴムをカメラ本体に巻き付けて蓋を閉まった状態にしました。しかし、帰国後すぐ修理に出さなくちゃ。次のインド旅行も控えてるのに、出発までに間に合うかしら? 修理は多分、旅行保険がきくと思いますが、眞係好麻煩! 年を取ると共に、ミスが多くなります。でも今日は、チケットカウンターで「シニア・チケット1枚下さい」と言ったところ、「シニアって、65歳からなんですよ?」とカウンターのお姉さんがとがめるように言ってくれて、「立派に超えてます、でも、ありがとう」と返事したら笑ってくれたのでした。なお、今回の作品のシニア料金は、通常90香港ドル(1,350円)のところ、80香港ドル(1,200円)でした。


まあ、そのほかにもいろいろと、今日は大殺界か、と思うツキのなさが襲います。酢漬けのキャベツはないわ、酢漬けの大根の方もパック入りがなくて量り売りになり、時間がおびたただしくかかるわ、と予定が押せ押せになっていきます。この酢漬けやらキムチやらが売っている横では、サブウェイみたいなトッピングの素材がいろいろ並んでいて、何だろう、と思っていたら、脇に山積みしてある容器入りグリーンリーフに混ぜる素材でした。ちょうど昼食時だったため、若い人が次々とサラダを買いに来て、「私はコーンとチーズとチキン」「僕はベーコンとトマト、あとパプリカ」とか言って注文し、グリーンリーフと混ぜてドレッシングを振ったものを再び容器に入れてもらって、持ち帰っていました。今どきの若い人はヘルシー志向らしく、こういうのとサンドイッチとかでランチにしてしまうのでしょうね。


このあとも、カレンダーを買おうと行ってみたら、文房具屋さんが、尖沙咀にあった店も、湾仔にあった店も両方とも姿を消していました。う゛~~~、今年は中華カレンダーなしで過ごすのか...。湾仔にはフェリーで行ったのですが、フェリー乗り場に近い所にあったビルがなくなっていてびっくり。湾仔から銅鑼湾にかけての海岸線では、どこも工事中で歩くのも大変です。

これはやはり、真面目に文献調査しなかった罰か、と思い、そこからは香港大学に行って7時頃までしっかりお仕事をしました。夕飯は大学のキャンティーンで、がっつりと燒味を4種載せた四寶飯。これで24香港ドル(360円)とは安い。煮玉子と野菜が付き、姜葱もしっかり載せてあります。大根の酢漬けも出して、一緒にいただきました。

しかし、まだ×は終わらず、戻ったらホテルのネットが繋がらない! フロントマンのお兄さんが来てくれて、ルータを持って来たりとあれこれやってみてくれた結果、やっとこ繋がりました~。やれやれ。ホントに凶は、ぢゃない、今日は、トリプル×(バツ)+1の日でした、ちゃんちゃん。

 


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4 コメント

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一足早く帰国しました (エドモント)
2017-02-15 19:53:06
cinetamaさん、充実した香港滞在のようですね。
枸士旬の圓方周辺は、工事中だらけな場所でしたね。
台北に向かう前にThe Grandで一片見て、HMVに立ち寄ってから、機場快線の九龍站へというコースでした。
今回の自分は、金曜夕方出発し、バンコク、深[土川]+香港、台北と駆け足で廻って映画三昧し、昨晩帰国しました。
今回見た作品はバンコクで、
1.『Mr. Hurt』(泰國)
 失恋したテニスのスター選手と、彼を立ち直らせようとする友人達を描いた愛情喜劇。
2.『Nai Thong Dee Fun Khaw』(泰國)
 トンブリー王朝時代の武術者プラヤー・ピチャイ・ダープハックの人生を描いた歴史アクション。ムエタイ出身の元K-1ブアカーオ初主演作なので、演技は今一つ。
3.『Raees』(印度)
 シャールク・カーン主演。グジャラート州(禁酒州)を舞台に酒類を密輸送する犯罪集団のボスの人生を描く犯罪劇。
4.『Kaabil』(印度)
 リティック・ローシャン主演の愛情復讐劇。相手役ヒロインにヤーミー・ゴウタム。
深[土川]で、
5.『乗風波浪』(中国)
 韓寒監督二作目の青春ドラマ。
6.『功夫瑜伽』(中国・印度)
 成龍主演のアクション劇。後半はほとんど『インディ・ジョーンズ』でした。
香港で、
7.『決戦食神』(香港)
 謝霆鋒主演の料理対決映画。
8.『西遊伏妖篇』(香港)
 周星馳版西遊記『西遊降魔篇』の後編にあたる喜劇。徐克が演出に参加。
台北で、
9.『52赫茲我愛[イ尓]』(台湾)
 魏徳聖監督の新作ミュージカル映画。何と、『セデック・バレ』の林慶台も唄っていました。
10.『健忘村』(台湾・中国)
 陳玉勳監督の新作。舒淇、王千源、張孝全主演の古装喜劇。『讓子彈飛』を思わせる作風。
11.『大釣哥』(台湾)
 台湾の賀歳片王豬哥亮と藍正龍が主演する喜劇。楊貴媚、吳朋奉の主演の人情喜劇。
我ながら、寝る間も惜しんで呆れるくらい見てきました。阿呆ですね(笑)。
ついでに、移動中國泰機内でも、
『SULTAN』、『致青春・原來[イ尓]還在這裏』、『七月與安生』、『危城』を見てました。

エドモント様 (cinetama )
2017-02-15 23:47:48
お帰りなさい。
コメント、ありがとうございました。
私も、ついさっき、無事帰宅しました。

それにしても、弾丸ツアーも真っ青の映画鑑賞スケジュール、感服します、てか、ホンマにアジア映画バカや~、という感じです。(誉めてます、もちろん)
『健忘村』もご覧になれたのですね。

私も國泰(キャセイパシフィック航空)だったので、行きは『七月與安生』と『ラッキー』(ユ・ヘジンがス・テ・キ)を見ましたが、帰途はさすがに疲れが出て、『超高速参勤交代リターンズ』などを半分うとうとしながら見てしまいました。
エドモントさんもお疲れが出ないようにして下さいね。
呼ばれたようなので (せんきち)
2017-02-16 17:06:31
こんにちは。
呼ばれたようなので(笑)、遅ればせながら参上いたしました。
『トリプルX 再起動』、目下中国で大ヒット中で、9日に先行上映、翌10日から正式公開で、既に興行収入が10億ドルを突破したとか。
14日初日の『ラ・ラ・ランド』とのバレンタインデー対決も、『トリプルX 再起動』が制したそうです。
日本では今ひとつ宣伝が盛り上がっていないようなのですが、なんとかうまく行ってほしいなあと思い、今日も皆中稲荷神社にヒット祈願に行ってきたところです。
(つまらない現状報告ですいません)
せんきち様 (cinetama)
2017-02-16 23:39:04
コメント、ありがとうございました。

そうなんです、貴ブログの熱い『トリプルX』追っかけぶりに影響されまして。
リンクを張ろうと思ったら、ツイートのまとめが先頭に来てしまっていて、ちょっと見合わせたのですが、興味がおありのかたは上記コメントの「せんきち」さんから飛んで下さい。

香港でも、お尻の下が時折震える仕様だったのですが、あまり効果的とは言えず...。
あんなのやらなくっても、見てる方にガーン!とくるアクションがあるのになー、といろんな香港映画を思い出していた私です。
それにしても、ヴィン・ディーゼルのあの人の良さそーな笑顔は誰かに似てる...。

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