アジア映画巡礼

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「ラララ♫東南アジア[クラシックス]」の上映作品

2018-12-27 | 東南アジア映画

先日よしだまさしさんがご紹介下さったイベントのうち、「ラララ♫東南アジア[クラシックス]」をちょっと詳しくご紹介しておきます。まずは、国際交流基金アジアセンターの方が送って下さったご案内文書を貼り付けておきましょう。ポスター等の画像は、このブログがはめ込んだものです。

【特集上映】 開催ご案内
東京国際映画祭 CROSSCUT ASIA 提携企画
ラララ♫東南アジア[クラシックス]

[日程]2019年1月30日(水)〜2月2日(土)
[会場]アテネ・フランセ文化センター(東京・御茶ノ水) 公式サイト

【企画趣旨】第31回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」では、「ラララ♪東南アジア」と題し、東南アジア各国の音楽を扱った新作映画を特集上映しました。その続篇となる本企画では時代を遡り、巨匠による名作や国民的ヒット作を揃えました。マレーシア、ミャンマー、タイ、フィリピン、インドネシアの5ヶ国からの、多彩な音楽に彩られた東南アジア映画をお楽しみください。 

【上映作品一覧】(全5作品・日本語字幕付き上映)
『わが義母』(1962|マレーシア、シンガポール|監督・主演:P・ラムリー) ★日本初上映
『プアンとペーン』(1983|タイ|監督:チャード・ソンスィー) ※35mmフィルム上映
『水かけ祭りの雨』(1985|ミャンマー|監督:マウンティンウー) ★日本初上映 ※35mmフィルム上映
『少女ルーペ』(1987|フィリピン|監督:リノ・ブロッカ) ※35mmフィルム上映
『オペラジャワ』(2006|インドネシア|監督:ガリン・ヌグロホ)

【作品詳細】

『わが義母』 ★日本初上映

IbuMertuaku.jpg

Ibu Mertuaku / My Mother-in-Law|1962|マレーシア、シンガポール|監督:P・ラムリー|117分|デジタル
1950〜60年代マレーシアの大スター、P・ラムリーが監督・主演した切ないラブストーリー。ラムリー演じるサックス奏者のカシムは、義母の反対に遭いながらも、富裕な家に育ったサブリアと結婚し慎ましく暮らしていた。しかし里帰り出産中の妻が亡くなったと義母から伝えられたカシムは、悲しみのあまり視力を失う。死後半世紀近く経つ今も人気を博すP・ラムリーの代表作の一つ。

『プアンとペーン』

Puen-Paeng|1983|タイ|監督:チャード・ソンスィー|132分|35mm (※プリント提供:福岡市総合図書館)
『傷あと』(1977)によりタイ映画史上初めて国外の映画祭(ナント三大陸映画祭)でグランプリを受賞し、その後も数多くの秀作を生み出したタイ映画の巨匠チャード・ソンスィーによる、熱情と悲恋の物語。1930年代タイの農村を舞台に、美人姉妹のプアンとペーン、孤児として育ったローの三人のあいだで行き交う愛の姿が、伝統的な歌曲・踊り・影絵芝居を交えながら綴られる。

『水かけ祭りの雨』 ★日本初上映

Thingyan moe Poster

Thingyan Moe|1985|ミャンマー|監督:マウンティンウー|126分|35mm
ミャンマーの正月に催される伝統的な水かけ祭りを背景に、貧しいピアニストと裕福な家の娘との恋模様を描き出す。マンダレーの地元民の協力のもと大規模なロケーション撮影が行われ、当時の祭りの様子が記録された貴重な作品でもある。本作に登場する数々の楽曲はミャンマーの人々なら誰でも知る有名ナンバー。現在にいたるまで時代を超えて愛される国民的映画である。

『少女ルーペ』

 

Pasan ko ang daigdig / World on My Shoulders|1987|フィリピン|監督:リノ・ブロッカ|127分|35mm (※プリント提供:福岡市総合図書館)
フィリピン映画の伝説的監督、リノ・ブロッカによるスター誕生物語。貧しい家庭に生まれ、屑拾いで生計を立てていた少女ルーペは、オーディションでの優勝を契機に、ナイトクラブで歌手としてのキャリアをスタートさせる。主演はフィリピン音楽界の大スター、シャロン・クネータ。彼女の美しい歌声を存分に堪能できる、フィリピン歌謡映画の精華。

『オペラジャワ』

Opera Jawa poster.jpg

Opera Jawa|2006|インドネシア|監督:ガリン・ヌグロホ|120分|デジタル
古典ジャワ演劇を大胆に翻案し、ガムランも舞踏も現代美術も織り交ぜた一大ミュージカル映画。インドネシアの一線で活躍する全ジャンルのアーティストとの協働で制作された。かつてはダンサー、今は陶器商として細々と暮らす夫婦を主役に、壮大な「ラーマーヤナ物語」の虚実が交錯する。ヌグロホが多彩なキャリアのなかで一貫して続けてきた映画と音楽の挑戦の、集大成たる作品。

【上映スケジュール】
1月30日(水) 16:15 『プアンとペーン』(132分)
        19:00 『少女ルーペ』(127分)

1月31日(木) 16:20 『水かけ祭りの雨』(126分)
        19:00 『オペラジャワ』(120分)

2月1日(金) 15:50 『少女ルーペ』(127分)
        18:30 『プアンとペーン』(132分)

2月2日(土) 11:20 『水かけ祭りの雨』(126分)
       14:00 『オペラジャワ』(120分)
                  16:30 『わが義母』(117分)
                  18:30 シンポジウム(65分予定・シンポジウムのみ入場無料) 
ゲスト=カレン・チャン(アジアン・フィルム・アーカイヴ エグゼクティヴ・ディレクター)、
            石坂健治(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)

[主催]国際交流基金アジアセンター|アテネ・フランセ文化センター [特別協力]東京国際映画祭
[協力]福岡市総合図書館|Shaw Brothers|Yee Myint Film Company|Cherdchai Productions|Viva Communications, Inc.|Garin Workshop

■料金(当日券のみ、各回入れ替え制)
一般=1300円|学生/シニア=1100円|3回券(一般・学生・シニア共通)=2700円
アテネ・フランセ文化センター会員=800円

▼CROSSCUT ASIA」紹介
「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」とは?
東京国際映画祭の新たな部門として2014年に創設された「CROSSCUT ASIA」では、アジアの国、監督、テーマなどに焦点を当て、アジアの現在(いま)を鋭く切り取った珠玉の映画を特集しています。これまで、「魅惑のタイ」、「熱風!フィリピン」、「カラフル!インドネシア」、「ネクスト!東南アジア」、「ラララ♪東南アジア」をテーマに実施してきました。第3弾以降は、続篇上映企画をアテネ・フランセ文化センターにて開催しています。
国際交流基金アジアセンターwebサイト 

[会場]
アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F アクセス
※JR御茶ノ水・水道橋駅から徒歩7分
TEL. 03-3291-4339(13:00-20:00)

♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫

「クラシック」というネーミングにふさわしい、P.ラムリーの監督主演による1962年の作品『わが義母』のほか、1980年代の作品が3本、そして12年前のガリン・ヌグロホの監督作『オペラ・ジャワ』というラインアップです。この「ラララ♫東南アジア」の対象を過去作品にまで広げてしまうと、候補作が山ほどあるのが東南アジア。P.ラムリーの主演作はほとんどがそうですし、マレーシアはほかにも、1990年代に歌手であるアウィとエラ・ファジラ&ジアナ・ザイン主演の『Sembilu(竹の刀)』(1994)シリーズが大ヒットするなど、いっぱいミュージカルというかポップス&ロック映画があります。インドネシアも、エルフィ・スカエシやロマ・イラマが主演するダンドゥット映画がたくさん作られていますし(エルフィ主演の『Cubit Chubitan(つねりっこ)』(1979)は最高!)、タイはミット・チャイバンチャー主演の『Monrak Luk Thung(田舎の恋の魅惑)』(1970)を筆頭としたルークトゥン映画が数え切れないほど、というわけで、東南アジアは全域ラ・ラ・ランド&ラ・ラ・アイランドなのでした。このシリーズが続くことを願って、『Sembilu』のジアナ・ザインの素晴らしい歌唱シーン(でも、彼女は仇役なんです、かわいそうに...)を付けておきます。いつか、日本のスクリーンで見たいですね~。

Track 08 Anggapanmu – Ziana Zain (Petikan Filem Sembilu (1) 1994)  



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