アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

対コロナウィルス・ビタミン剤④漢(オトコ)も踊る!

2020-04-28 | 日常

来週の水曜日で、緊急事態宣言の期限切れとなります。が、日本における感染者数増加のスピードは少し鈍化したものの、まだまだ1日あたり3ケタの人数の増加が続いており、本日で13,422人(朝日新聞デジタル)となりました。また、インドも、4月13日(月)に1万人を超したと思ったら、4月22日(水)には2万人超え、そしておそらく、本日4月28日には3万人を超していると思います(時差が3時間半あるので、まだ不明)。本日のインドのニュースには、「モーディー首相、非常事態宣言が切れる5月3日(日)からさらに延長の見込み」という記事がアップされていました。両国とも、新型コロナウィルスとの戦いは、かなり長期戦になりそうです。

というわけで、新たなビタミン剤なのですが、インドでアップされる画像は、スターたちによる日常生活の映像(かわいい子供たちや動物が登場)、お料理映像、エクササイズ映像のいずれかに落ち着いてしまった感があります。もうちょっと何か工夫して、「Stay Home」でできる新しいことを企画してくれないかなー、と思っているのですが、言い出しっぺがいないんですかねー。というわけで、前回のマードゥリー・ディークシトのカタック舞踊動画に続き、本日は男性版舞踊動画。タイガー・シュロフがマイケル・ジャクソンとリティク・ローシャンにオマージュを捧げたダンス映像です。

Tiger Shroff Awesome Dance Tribute to MJ and Hrithik Roshan in Home Quarantine | Best Dance at Home

タイガー・シュロフは日本でのきちんとした公開作こそないものの、『フライング・ジャット』(2016)や『タイガー・バレット』(2018)で皆さんよくご存じですよね。上の動画の後半の一部分はロン毛なので、ここはかなり前の映像ではと思いますが、この頃からリティク・ローシャンを尊敬している、というような発言をしていましたっけ(その後の部分、一部音声がありませんがお許しを)。で、最後のメッセージではタイガー君、ヒンディー語でこう言っています。「やあ、皆さん、今はみんな家にいて、無事だと思います。木曜日はどういう予定かな? もちろん家にいると思うけど、夕方6時からは、ディズニーとHotstar(インドの配信チャンネル)のプレミア配信『マンダロリアン』があるからね。家で僕と一緒に見よう。見ながら僕とチャットもできるんだよ。夕方6時、木曜日だ。Stay Home Everyone, Stay Safe.」なーるほど、こういうStay Homeのお仕事もあるんですねー。

War official poster.jpg

タイガー・シュロフはリティク・ローシャンをとても尊敬していて、だから昨年、『War(戦い)』で初めて共演できるとわかった時はとても嬉しかったとか。おまけに、『War』は昨年、インド映画としては興行収入のトップに輝いたのですから、よけいに誇らしかったことでしょう(インド全体では、ハリウッド映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が珍しく1位となりました)。今回撮ったらしい動画の前半部分では、リティク・ローシャンのこれまでの映画から、いろんな振り付けをいただいています。リティク・ローシャンの素敵なソング&ダンスシーンをいくつか貼り付けておきます。

1.『Kaho Naa... Pyar Hai(言って、愛してるって)』(2000/大人役のデビュー作)

Ek Pal Ka Jeena Ek Pal Ka Full Song (Kaho Na Pyar Hai)Hd720p(Ashraf Rahmani)

※相手役はアミーシャー・パテール。死んだと思った恋人そっくりの青年が目の前に現れて、動揺するシーンです。

2.『Dhoom 2(騒ぎ2)』(2006/リミックス版)

Dil Laga Na - Full Song | Dhoom:2 | Hrithik Roshan | Aishwarya Rai

※彼とのペアはアイシュワリヤー・ラーイ。この映画のソング&ダンスシーンはどれもピカいち。

3.『カイト』(2010/東京国際映画祭で上映

Fire Kites Song | Hrithik Roshan, Kangna Ranaut

※踊っている相手はカングナー・ラーナーウト。ただし、本命の彼女を演じたのは、ウルグアイ生まれのメキシコ人女優で祖父は日系人というバーバラ・モリ。ロケ中に彼女とリティク・ローシャンが親密になり、ひと騒動が...。このあたりが、息子が2人もいるのに2013年に妻スザンヌ・カーン(人気俳優だったサンジャイ・カーンの娘)と別居、翌年離婚に至ってしまった原因のようです。でも、その後も子供たちや、時にはスザンヌとも、よく会っているようではあります。

最後はゴシップになってしまいましたが、リティク・ローシャンのダンスをもっと見たい方は彼のフィルモグラフィからタイトルを選んで、例えば「Bang Bang songs」としてYouTubeで検索すると、いろいろソング&ダンスシーンが出てきます。試してみて下さいね。

それから、ダンスと言えば、前にも引用した星野源の「うちで踊ろう」のコラボ映像の中に、私の好きなダンス映像があります。アメリカでバレエダンサーをしているヤマカイさんという若い舞踊手の動画です。この人、バレエのうまさもさることながら、テロップのあれこれが微妙に面白くて、時々動画を見ています。

うちで踊ろう。ガチで。

インドでも、何かこういう企画モノを考えてほしいな~。インドの皆さんもがんばって下さい。日本人も、ちょっとしんどくなりつつあるけど、がんばる。(いやいや、医療従事者の皆さんや介護職の皆さんに比べたら、家にいるだけの我々など、しんどいと言うのも口はばったいです)文句を言わず、Stay Home, Stay Safeでいます。

 


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