シネマ見どころ

映画のおもしろさを広くみなさんに知って頂き、少しでも多くの方々に映画館へ足を運んで頂こうという趣旨で立ち上げました。

新型コロナウィルス感染症の影響で…

2020年04月15日 | 映画の感想・批評
 5月15日は京都三大祭りの一つ「葵祭」の日です。ところが今年は新型コロナウィルスの感染拡大を懸念して中止になりました。昨年末中国武漢市で発症し世界中にあっという間に拡がり、感染者数が200万人に迫り、死者も11万人を超え、京都府も感染者数が200人を超えました。中国の習近平主席の来日が中止となり、東京オリンピックの開催が延期になった途端、日本の感染者数が急激に増え、感染拡大防止のため密閉・密集・密接の「3密」を避け、外出自粛要請が言われるようになりました。

4月7日に政府が発出した「緊急事態宣言」を待つまでもなく、映画を取り巻く状況も変わってきました。3月に入ってから、楽しみにしていた映画の公開延期がどんどん増えてきました。「映画ドラえもん のび太の新恐竜」「ドクター・ドリトル」「ストーリー・オブ・マイライフ」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「名探偵コナン 緋色の弾丸」「燃えよ剣」「劇場」「トップガン マーヴェリック」、そして大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」、その他にも多くの映画が公開延期になっています。

関西では大阪府・兵庫県の映画館は休館中です。京都はまだ「緊急事態宣言」は出ていませんが、映画館はいろいろな対策をしています。いままで発行していた先売り券がなくなり、当日券しか扱っていません。また販売するチケットは座席数の50%を上限とし、必ず隣席を空けるようにし、休憩中はドアを開放したりしています。レイトショーも中止になっています。

そんな中、京都みなみ会館の呼びかけで関西のミニシアターを守ろうというプロジェクトが立ち上がり、Tシャツを販売しているというニュースをTVで見ました。黒地のTシャツで、前にはスクリーンとその下に座席を表した波が数本、白いスクリーンの中には「SAVE OUR LOCAL CINEMAS」と描かれています。後ろにはこのプロジェクトに賛同した映画館名がプリントされています。

烏丸姉小路の新風館に4月16日にオープン予定だった京都アップリング(4スクリーン)の開業も5月21日に延期になりました。

この「シネマ見どころ」は京都・滋賀在住の映画好きが集まってささやかながら映画の楽しみを届けてきました。このような状況で新作を紹介することは難しくなっていますが、工夫しながら続けていきます。早く収束して安心して映画が観られる環境に戻ることを願っています。

疫病除去を祈願する「祇園祭」、今年実施するのか中止するのか、まだ決まっていません。(久)


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