防衛装備庁は1月28日、将来の国産ステルス戦闘機の試作機となっている先進技術実証機“X-2”通称・心神(シンシン)を三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で報道陣に公開した。
早ければ2月中旬にも初飛行を実施して3月末までに実証機の納入を受ける防衛装備庁は2016年度に最大200時間の飛行試験を行い、レーダーに探知されにくくするステルス性や機動性などのデータをさらに集積する方針。
X-2の特徴は、優れたステルス性と高機動性にある。敵レーダーに探知されずに敵を捕捉できる高いステルス性能、先進アビオニクス(航空機搭載の電子機器)、耐熱材料など、日本企業の技術を活用した高運動性を武器とする。220社の部品メーカーから供給を受け、全体の9割が国産製品になっているという。
防衛省では、現在配備予定のF-35の次の戦闘機を2018年度までに純国産にするか、国際共同開発・生産にするか、あるいは輸入にするのかを判断する方針を示したが、私の希望としては純国産にして欲しい。
日本の最先端の技術力を世界にアピールするだけでなく、約24万人の雇用創出効果と約8兆3000億円の経済効果があるし、日本人の誇りとなりうるからである。
一句:晴々と 世界に誇示する 国産機
謎かけ:純国産戦闘機とかけて、新たに進出すると解く。どちらも(心神・新進)です