私の持論１

　今日、メガネの年配客が店に来た。年の頃は62、3歳の彼は「あと20年若返れたらな」と云ったので、私は逆に「早く年をとりたい」と云った。世間の人と逆説なので驚いていた。
　私の持論は、世間の10人が10人共「何年か前に若返りたい。戻れたらいいのになあ」と云うが年月は取り戻せない。その頃に何もしていなかったから後悔をする。
　しかし将来は現在の心がけ次第でどうにでも創れる。今、やるべき事をすれば、5年後、10年後に「あの時にアレをしていて良かった」と云える時がきて満足できる。
　「何々をする時間が無い」とよく聞くが、やってみればそれなりに出来るもんである。だから私は今、仕事の合間に出来る範囲で体力と知力と意力を鍛えている。65歳を越しても50代の若さを保ち、「若いなぁ」「すごいなぁ」と云われたいからである。その言葉が自信になり、より一層、頑張るエネルギーになるからである。
　「どうしてそんなに頑張るのか?」と尋ねられ、「私は生きている証を残したい。それは若い人達に目標にされる人間になろうと思っているから頑張っている」と応えた。彼は感心し、何か目標が出来たと感謝された。
　みなさんも5年後10年後に後悔しない為にも今、何かをしてみては?
※意力＝意志の力。精神力。