おとぼけCiaoriの日記

Dervis fikri ne ise zikri de odur.

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安達ヶ原

2012-08-14 12:12:52 | 日記
Ciaoriは超がつくほどの漫画大好き♥


その中でもっとも大好きな作品が手塚治虫の『安達ヶ原』。

この作品に出会ったのは小学3年のときでした。

能の演目の1つでもある作品『安達ヶ原』(黒塚)を

モチーフにしたSF作品なんですが、

手塚治虫の手にかかるとぐっと深い話になります。

しかもあんな短編に納めてしまえるところもすごい。

やっぱり手塚治虫は類まれな天才です!


何度も繰り返し読んでも色褪せない。

いつも最後には涙がほほをつたわってきます。


この『安達ヶ原』には人間の悲しくて、辛い、罪の深さみたいなものを感じます。


人の欲には限りが無く、

結局、良いと思って始められたことも、

長いあいだ続けることで、そこに人の保身が絡むと、

主義主張も、政治も、時には宗教さえも、

その欲のためにどんどん変質させてしまう。

人の存在そのものが、

『げにあさましのわがすがたかな』。



ーーいちおう手塚治虫の『安達ヶ原』あらすじーーー

宇宙調査官である主人公ユーケイは、大統領の直命を 受け、とある星に降り立つ。その星には一人の魔女が 住んでおり、近くを通りがかる宇宙船をおびきよせて は乗組員を殺し、物資や食糧を奪っているという。 ユーケイに与えられた任務は、証拠を押さえてその魔 女を始末すること。宇宙船の残骸が墓標のように立ち 並ぶ荒野を抜け、ユーケイは岩山をくりぬいて作られ た魔女のすみかに辿りつく。

岩山のすみかには白髪の老婆が住んでおり、訪れた ユーケイを招き入れ、彼に手料理を振る舞う。長旅の 疲れを癒せ、とユーケイに寝室をあてがう老婆。その 夜、ユーケイは寝室を抜け出して家の中を調べ、地下 室に大量の人骨が打ち捨てられているのを発見する。 しかもそれらの人骨はミイラから自然に白骨になった のではなく、肉を剥ぎ取られた跡があった。

そのとき地下室の入口に老婆が現れ、なぜ地下室を見 たのだ、とユーケイを咎める。自分はユーケイを殺す つもりはなかったのに、食事を振る舞い寝床まで用意 したのに、なぜ開けてはならない地下室を開けたの か、と。ユーケイは自分の身分を明かし、大統領の命 でおまえを殺すためにこの星に来たのだと告げる。そ して、ここにある死骸の屍肉を喰らったのかと老婆に 詰め寄る。老婆は逃走し反撃するも、追い詰められ銃 口を突きつけられる。観念した老婆はユーケイに、死 に土産にユーケイの身の上を聞かせてくれと懇願す る。どうしてもと乞われ、ユーケイは自らの過去を話 し始める。そしてその中で、或る意外な事実が明らか になるのだった。


「魔女の意外な正体」に驚かされる。そして「其れを知った時のユ

ウケイの思い」を想像すると、何とも言えない思いに。毒消し の薬を料理に振り掛けた事が、後になって堪 らない程の哀しみを読者に与える事だろう。 手 塚作品の特徴とも言える「哀し過ぎる結末」が、此の作品でも待ち 受けている。
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