チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

「仲井真知事、本当にいいお正月をお過ごしですか?」---お正月も知事公舎前で抗議行動

2014年01月02日 | 沖縄日記・辺野古

                      (再開された知事公舎前での抗議行動(1月2日 午前9時))

 仲井真知事は、12月25日、安倍首相の何の内容もない「基地負担軽減策」の回答を、「驚くべき立派な内容」と称賛し、「我々は総理の応援団」、「良い正月を迎えられる」とまで言い切った。地元紙は、「基地の重圧にあえぐ沖縄の知事が、ここまであけすけに時の首相を持ち上げる卑屈な姿を見せたのは、有史以来初めてだ。」(琉球新報 2013.12.27)と強烈に批判し、両紙とも、知事の辞任を強く求めている。

 新年が明け、今日(1月2日)も30名ほどの県民が知事公舎の前に集まり、知事への抗議を続けた。多くの人々が次々とマイクを握り、「知事はいい正月を迎えたかもしれないが、我々県民にはとんでもないお正月になってしまった。」と知事への怒りをぶつけた。報道によると、知事は年始客も断って知事公舎で「静養」しているというが、年末は12月31日まで続き、そしてお正月は2日から始まった県民の抗議の声はきっと知事にも聞こえているだろう。

 知事の「静養」は腰痛のためだというが、私は、この間の知事の態度、発言を見ると、知事は別の問題をかかえているような気がしてならない。

 12月25日、知事は、記者会見で安倍首相を称賛する言葉を続けた後、車に乗り込みながら、記者たちに対して「ハブ・ア・ナイス・バケーション」と笑いながら手を振ったという。この軽薄さは一体何だろう。また、那覇空港で報道陣にとり囲まれた際、上半身が記者団に接触したらしいが、その際、「だめじゃない、ぶんなぐっちゃ。誰ですか」と声を荒げたという。さらに、27日に承認を発表した後の記者会見でも、「今、あなたと議論するつもりはない」などとぶち切れている。

 普通の神経を持った人なら、このような状況で、「いい正月が迎えられる」とはとても言えないだろう。政府からの重圧と、殺到する批判の中で、精神のバランスが破壊され、通常の思考力を喪失してしまったとしか思えない。あわれとしか言いようがない。

 まもなく県議会での追及が始まる。1月中旬には、埋立承認の取り消しを求める訴訟も提訴される。知事リコールに向けた協議も始まった。これ以上晩節を汚すことはない。仲井真知事は埋立申請承認を取り消し、責任をとって自ら辞職する以外に道はない。

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