チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

台風一過の高江へ(18日、その①)

2012年09月18日 | 沖縄日記 高江

 (高江の県道を国の天然記念物・リュウキュウヤマガメがノッシノッシと歩いていた。道路の両側がU字側溝となっているため、林に戻れないのだ。車に轢かれるといけないので林の中に逃がしてやった。まるで恐竜のような面構えが頼もしい。)

 

 9月18日(火)、平和市民連絡会の便として、4人を乗せ、辺野古を経由して高江に行った。ヤンバル一帯の台風の被害が心配だ。

 名護で、大西照雄さん宅に寄り、いつものように辺野古宅急便を預かる。今日は、イノシシ肉。ご自分は体調が悪く、なかなか現地に来られないのだが、高江で頑張るみんなに栄養をつけてもらおうという大西さんの配慮には本当に頭が下がる。

  塩屋湾から峠を越して東村平良に入ると、海岸の県道はいっぱいの砂で覆われてしまっている。高潮が堤を越したのだろう。空き地には海水でぬれた畳がいっぱい積まれていた。付近の家は床上浸水したところも多いようだ。

 県道は、川田の集落の手前で土砂崩れのために不通になっていた。山手のパイン畑の農道を大きく迂回する。高江では、住民の会の事務所付近はまだ停電が続いていた。ドコモの携帯も、何故か不通だ。

 高江に着き、すぐにメインゲートに向かう。今回のヘリパッド工事の車が約束を破ってメインゲートを通ったことが分かっているので、もうこれ以上は入れないと監視行動が続いている。

 午後は、N4ゲートの台風対策の復旧作業に追われた。

 アメリカからバネッタ国防長官が来日し、オスプレイ配備をめぐって日米の最終協議が続いている。今朝の新聞では、「低空飛行は原則訓練場内で実施。それ以外の場所では、日本の航空法で定める最低安全高度(150m)を守る」という程度の内容で日米が合意し、10月にでもオスプレイを普天間に持ち込み、本格運用を始めるという。

 「訓練場」とは、やんばるの北部演習場と、キャンプ・ハンセン、シュワブの中部演習場のことだ。やんばるのこの豊かな森で、60m程度の低空飛行をやはり実施するというのだ。やんばるの森は、茹であがり、ヤンバルクイナやノグチゲラはもちろん、今朝、見つけた国の天然記念物・リュウキュウヤマガメなども生き続けることができるだろうか?

 いよいよオスプレイ配備阻止、高江ヘリパッド建設阻止の闘いも、正念場を迎える。

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