チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・住民の会、約35名で県交渉。6名の県議らも同席

2013年10月18日 | 沖縄日記 高江

                           (35名で親川基地対策統括監に申入れ)

 10月11日(金)午後、高江の「ヘリパッドいらない住民の会」が沖縄県に対する要請行動を行った。急な呼びかけだったが、なんと35名もの人たちが集まった。6名の野党県会議員らもかけつけていただき、県は、知事公室の親川基地対策統括監らが対応した。

 沖縄県知事は、昨年10月、そして今年8月にも、沖縄防衛局が行った北部訓練場のヘリパッド工事の「自主アセス」は、オスプレイの運用を前提としたものではなかったので、「再アセス」を実施すよう求める文書を防衛局に送った。しかし、防衛局は、この要請を無視したまま、工事を強行している。
 今回の要請行動は、沖縄県知事に、防衛局に対して、このような県の要請を無視した不誠実なやり方に強く抗議し、少なくとも、「再アセス」を実施するまでは工事を中止するよう申入れよというものだった。

 高江の現状、防衛局のひどい対応などを住民の会のMさんに具体的に話していただき、私も、北部訓練場を飛ぶオスプレイの写真を見せて、このまま工事が進めば大変なことになると訴えた。参加者からも、県の姿勢に抗議する発言が相次いだ。

 しかし、親川統括監らの回答は、「県としては再アセスを要請しているが、現時点で防衛局からの回答はない。ひき続き要求していきたい。」と言うにとどまった。皆の抗議が集中したが、県は、最後まで、「再アセスをするまでは工事を中止せよとは言えない。」と、防衛局の不誠実な態度を黙認する態度を変えなかった。最後に、親川統括監は、「皆さんのご要望に応えきれていない点もあります。私も高江に現場確認に行きたい。」と言ったが、知事が2回も文書で要請をしながら、防衛局に徹底的に無視されているというのに、この県の情けない対応にはあきれるほかない。

 また、今回の要望書で我々は、再アセスの問題以外にも、今年度のヘリパッド工事個所(N4-2地区)の東側は急峻な崖となっているにもかかわらず、その上部の森林を伐採すれば、崖が崩壊し、大規模な赤土流出事故が発生する恐れがあると指摘していた。この問題については、県も、環境影響評価審査会の答申を受けて、防衛局に対して、「崖の崩落の可能性及びその防止策」を検討するように指摘している。ところが防衛局は、県の指摘を全く無視し、崖上部での伐採・造成工事を強行しており、このままでは取り返しのつかない事故が発生する恐れがある。

 県は、「この問題については、来年度の事後調査報告書で説明を受ける。」と言うだけだった。我々からは、「県自身も崖の崩落の可能性を指摘しておきながら、工事が終わってから報告を受けるとはどういうことか?」と強く抗議したが、県の対応は変わらなかった。

 県の態度を改めさせることはできなかったが、6名の県議らの立ち会いのもと、35名もの申入れ行動を行うことができたのは大きな成果だろう。来週、25日(金)には、沖縄防衛局への抗議行動も行う。今後も、現地での監視行動とともに、こうした行動を強めていきたい。

           (県への申入れを終えてミーティング)

******* 

 今日の申入れ行動には、次の6名の県議の皆さんに参加していただきました。本当にありがとうございました。

 日本共産党(渡久地修議員、西銘純恵議員、玉城ノブ子議員)

 社民・護憲(仲宗根悟議員、仲村未央議員)

 県民ネット(新垣清涼議員)

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