チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

沖縄県北部土木事務所交渉 --- 金武湾港の違法使用に毅然とした対応を! /// 設計変更申請不承認の際の知事声明に基づき、辺野古埋立土砂搬送のための本部塩川港の使用不許可を!

2021年12月24日 | 辺野古/ 本部塩川港・安和桟橋

 今日(12月24日・金)は午後、北部土木事務所との交渉が予定されているので、朝から本部塩川港へ向かった。県の港湾改修工事も始まっているので、多くのダンプトラックで港は大混雑。人数は少ないが、今日も数人が牛歩での抗議行動や監視行動を続けている。粉じんの中での長時間の行動には頭が下がる。

 午後3時からは本部町島ぐるみ会議の北部土木事務所交渉。来月分のベルトコンベア設置許可を出さないよう求めたが、辺野古の海上警備業務を受注しているセントラル警備の金武湾港違法使用問題についても追及した。まず、報道で指摘された下記の6点について、北部土木の見解を問うた。

 ①プレハブ2棟の設置、②コンテナハウスの設置、③警備艇の陸上仮置き、④警備艇の岸壁使用、⑤敷地内での連日の大人数のミーティング、⑥60台ほどのマイカー駐車

 北部土木事務所は、「①、②、③、④については無許可で使用していることを確認している。⑤、⑥については事実を確認し、その上で判断する」、「これらの行為は2017年12月頃から」と認めた。

 今までに3回にわたって業者を指導し、これらは撤去されたというが、北部土木事務所の対応は鈍い。県の港湾管理条例では、港湾の無許可使用に対しては罰則規定が定められている。「今回の違法行為について罰則を適用すべきではないか?」と追及したが、「事実関係を確認した上で適切に対応する」というだけで、「何時までを目処にしているのか?」と聞いても、「分かりません」という。また、警備業務の発注者である沖縄防衛局に何の連絡もしていないという回答には呆れた。

 セントラル警備は4年間にもわたってこれだけの違法行為を続けたのだからきわめて悪質である。今までの4年間の港湾使用料を徴収し、さらに罰則を適用しなければならない。沖縄防衛局も、セントラル警備が金武湾港を拠点としていたことは当然、知っているはずだから、その責任が問われる。

 新たに港湾使用申請を出してきてもこんな悪質な業者に許可を出すことは許されない。

 

 今日の交渉では、北部土木事務所のベルトコンベア設置許可は、知事の方針に反していることについても追及した。  

 知事は11月25日、防衛局から出されていた辺野古・設計変更申請を不承認とした際の記者会見で次のように明言した。

「今般の変更申請が不承認となった以上、防衛局は大浦湾側の工事をすることができず、結果として埋立工事全体を完成させる見通しが立たない状況となる。--- 埋立工事が周辺環境に与える影響は甚大であり、かつ不可逆的であることからすると、事実上無意味なものとなる可能性がある。埋立工事をこれ以上継続することは許されない。防衛局は、今回の計画変更に関する工事のみならず、全ての埋立工事を中止すべきだ。」

 知事がこれだけ明確に埋立工事の中止を求めているのに、北部土木事務所は、何故、辺野古への土砂海上搬送を加速するベルトコンベアの設置を許可するのか、知事の方針に逆らうのかと追及した。

 しかし北部土木事務所は、「知事のコメントの後、港湾課と協議したが、従来どおり、港湾関連法令に基づき許可をするようにとのことだった」と開き直った。

 設計変更申請不承認の際、知事は辺野古新基地建設反対への深い想いを込めてあのコメントを発表したのだ。各担当部署は、知事が示した方針に基づいて行政を進めなければならない。

                     (北部土木事務所交渉)

              (今日の本部塩川港)

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