小川忠市のきまぐれ日記帳と雑感

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県立北条高校で講義(第2日目)

2008年11月05日 | 雑記帳 ~昨日・今日・明日~

県立北条高校で第2回目の高齢者の介護について講義をしてきました。

私が所属しているNPO法人の活動の一環です。
対象は、北条高校の家政科ヒューマンサービス類型生徒さん14名です。

今回、ボランティアで講師をお願いした先生は小野市にある「社会福祉法人栄宏福祉会」が運営する
「特別養護老人ホームぬく森」「グループホームこもれび」「デイサービスセンターこもれび」の施設長で社会福祉士、介護支援専門員としても活躍されている廣田美智子先生です。
廣田先生は某病院でソーシャルワーカーとして現場の最前線で長年にわたり高齢者や家族の相談業務に携わられておられました。
その後今年6月から新規にオープンした小野市の施設の施設長として活躍されています。

本日の講義内容は「高齢者への理解」がテーマでした。
 ◇高齢者の生涯発達の考え方
 ◇喪失感の理解
 ◇自尊心の尊重
 ◇高齢者と家族
 ◇高齢者とのコミュニケーション
 ◇認知症高齢者の理解とコミュニケーション
などなど50分2時限授業で講義していただきました。
最前線で活躍されている先生の経験談を盛り込んだお話はリアルです。
生徒の皆さんも真剣な眼差しで聞いていました。

私にも75歳の母がおり「自尊心の尊重」や「高齢者と家族」のお話などは考えさせられることが多かったです。
頭では理解していても、どうしても母に態度できつく接してしまう日常の生活があります。
このような講義を聴ことにより自分の行動を改めて考えさせられました。

先日、記憶障害になった妻・南田洋子を献身的に看病する夫・長門裕之というスター夫婦の“老老介護”のドキュメンタリー番組が22.9%の高視聴率だったそうです。
(私も半分くらい見ていましたが、個人的には長門氏には少し不満な点がありましたが・・・)
一般社会にはもっと凄く厳しい介護生活を送っている方が多く埋もれているのではないかと感じました。

急激に進む超高齢化社会に向け、本日の講義を聴き高校生の皆さんが少しでも介護などに理解を示してくれればと思います。


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