合併の弊害

9月28日の神戸新聞朝刊「正平調」に東海地方で合併した市と町での合併弊害の話が載ってました。
旧町内にある観光公園の水洗トイレが故障し修理を要請したが二ヶ月間も放置されていた。合併前であったら町長が即断で決裁し「三日以内で直った」だろうといいます。修理費は約5万円程であったとのことです。
合併し決裁までの順序が複雑化されたことも一因でしょうか。
現在加東市においても分庁方式（社庁舎、滝野庁舎、東条庁舎）が取られております。
用件によっては二箇所の庁舎に行かなくてはならないこともあります。
新聞にもありましたが、移動手段を持たない高齢者や障害者は負担が大きくなっていることでしょう。
幸いにして、加東市では「ワンストップサービス運動」を推し進めており一般的な用事は各庁舎の窓口センターで済ませることができます。
しかし、合併して住民の受けるサービスが低下し住民側のコストが増せば本末顛倒になります。
人件費や管理経費等の行政コストからしても庁舎一本化の議論をする段階にあるのではないかと考えさせられる記事でした。