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本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の182回目の記事となります。
前回のブログを見逃した方はこちらからご覧いただけます!
ソーシャルメディアを活用して経営革新する
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182回 AI(人工知能)を使ったウェブサイトの受付機能強化
株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。
前回の「ソーシャルメディアを活用して経営革新する」に続いて、今回は「AI(人工知能)を使ったウェブサイトの受付機能強化」がテーマです。
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2017年は人工知能普及元年
2016年以降目にすることが増えた「第4次産業革命」という言葉。
IoTやビッグデータ、人工知能、そしてロボットを活用することで進む産業革命のことです。
この中で一部の業種に限定されずに、多くの中小企業の経営に活用することが現実的になってきたものがAI(Artificial Intelligence=人工知能)です。
人工知能は正しく整理すると、以下に分かれます。
(1)人工知能
└ コンピューターで、記憶・推論・判断・学習など、人間の知的機能を代行できるようにモデル化されたソフトウエア・システム。
(2)人工無脳(能ではなく脳と書きます)
└ 会話ボットあるいはおしゃべりボットといったようなコンピュータプログラムのこと。
ライブチャット機能をホームページ等のトップ画面に付ける
ライブチャット(会話)機能をホームページに付けることが簡単に行える時代になりました。
例えば、KDDI系の会社が運営するJimdo/ジンドゥーを使うと、無料版からライブチャット機能を使うことができます。
多くの中小企業にとって使いやすいJimdo/ジンドゥーにライブチャット機能が付加されたことは本当に嬉しいことです。
Jimdo/ジンドゥーのライブチャット機能を付けたウェブサイトの事例(画面右下にあります)
https://www.spram.jp/
近年ではe-mailを出すことができない、出したことがない人が増えているため、このようなチャット機能の付加は、とくに一般消費者向けの商売の場合には有効です。
チャット機能+人工知能=チャットボットを使う
上記のライブチャット機能はホームページ等を閲覧した新規顧客の初回問い合わせに対する抵抗を低減させる効果があるものの、
「いつもチャットする訳にはいかない。そんな暇な従業員はいない」という中小企業ならではの事情もあります。
そこで考え出された仕組みがチャットボットという仕組みです。
チャット(会話)+ボット(ロボット)のことです。
質問者(新規顧客等)の質問をパターン化し、質問への回答も対話形式にて自動的にチャット画面に表示されます。
例示)横浜市資源循環局(画面右下にあります)
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/
人工知能(厳密にはプログラムされた人工無脳)が自動的に対話するのですから、最低賃金もなく、有給休暇も不要であり、それまでの電話やFAXでの問い合わせを減らすことができるかもしれません。
また、ホームページのナビゲーション項目の表現を変えたり、一部色を変えたり等、ウェブサイトのデザインを検討する際にも、
「デザインにこだわるよりも、チャットボットでの受付トークに注力しよう!」という時代になることでしょう。
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株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/
中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/
株式会社スプラムFacebookページ http://www.facebook.com/spramjp
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