ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 



神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第115回目の記事となります。

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115回 IT断食による最適なIT経営を実現する

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「中小企業経営における”おもてなし”の事例」に続いて、今回は「IT断食による最適なIT経営を実現する」がテーマです。

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IT断食

2011年11月に登場した「IT断食」という言葉。当時は振り子の理論で、行き過ぎたITへの警鐘のような言葉であったように思います。「IT断食」という言葉自体がホームページやフェイスブック等のネットワーク上で話題になるという、ある面矛盾した状態で普及したものです。

2014年にはIT断食という言葉はあまり検索されなくなりました。これはIT断食が特別な概念ではなく、普通のことになったからだとも言えます。

・IT断食は選択するべき1つの経営活動


どこを断食するのか?

「タブレットは使うべき、スマートフォンは使うべき、連絡はメールで行うべき、フェイスブック等のSNSは使うべき」のように、すべての中小企業がすべてのIT機器やサービスを使うべきとは言えません。地域性や業種特性、企業文化、顧客の年齢等によって使うべきITは変わると考えましょう。

もしも、「従業員がSNSを使ってコミュニケーションをするのはよいが、逆にSNS内でのみ交流しており、対面した際の会話力、営業力、交渉力等が低下しているように思う」ということが見られる場合には、思い切って一定期間、SNSの使用を控えてみるとよいでしょう。


IT断食の効果

私は基本的にIT活用は中小企業経営にはとても有効だと考えています。そのITがどれほどその企業に有効なのかを認識するためにも、IT断食は有効です。

・行き過ぎた場合は、一度引いて、客観的に評価してみると本質的な価値が見えてくる

例えばSNS上での社内連絡を一定期間行わないことによって、社内で対面して会話することが増えて、社内の風通しが良くなったと聞くことがあります。考えてみれば、対面をベースとした時代であるからメールやSNSによる交流が新しく、効率的で、先進的であったのです。しかし、今では逆にメールやSNSが標準になりました。よって「対面」が新しいのです。

また、一定期間ITから離れると、自社にとって本当に必要なITが見えてきます。


一般的に断食してみる価値がある分野

非常に荒っぽい説明ですが一般的な中小企業の場合、以下のような分野でIT断食を一定期間行ってみてはいかがでしょうか?繰り返しになりますが、IT活用の魅力をしっかりと認識するための断食です。

・SNS(ツイッターやフェイスブック、LINE等)
・新規顧客獲得を目的とした電子メールの送付
・スマートフォン
・タブレット
・ウェブ上でニュースを読む
・検索サイトで検索して情報を探す

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株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

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コミュニケーションを見つめ直す  ~ その7 ~

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本日は、法律事務所 佐(たすく) 弁護士 佐々木光春氏による「経営に関する法律情報」
をテーマとしたビジネスブログです。
前回「コミュニケーションを見つめ直す ~ その6 ~」に引き続き、第14回目は
「コミュニケーションを見つめ直す ~ その7 ~」となります。

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コミュニケーションを見つめ直す  ~ その7 ~

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 今回は、私達が実際にやっている管理職研修などについてお話していきたいと思います。

 注目されるテーマは毎年変っていきますが、パワハラ・過重労働・メンタル問題は、
ここ10年間位の定番テーマです。
 組織における実態としても、これらは相互に絡み合っていて、一つだけが問題となるこ
とは珍しく、たまたま明るみに出たのは一つであったとしても、原因を探っていけば、そ
の他の問題も出てくるというのが実感です。
 このようなパワハラ・過重労働・メンタル問題などの研修は、「やってはいけない」と
いうことの列挙になりがちで、やればやるほど管理職の方を委縮させてしまうという危険
があります。
 「やってはいけない」というだけの研修は、起こってしまった問題の解決にならないば
かりか、本来やらなければいけない管理までが不十分になり、組織の秩序が保てなくなっ
てしまいます。
 パワハラなどを起こさないためのコミュニケーションとして重要なのは「どうしたらよ
いのか」ということであり、研修で行うべきはその引出しを増やすということです。
 この観点から、私が面白いと思っているのは、人事考課表の添削研修です。
 最近の人事考課表は、管理職の方がコメントを書く様式になっていることが多いので、
実際のコメントを元に、このように書いてみたらどうだろうという話を展開するのです。
 実際にやってみると、コメントは無難なもの、むしろ誉めるようなものになっていなが
ら、点数だけは厳しいというものをよく目にします。
 聞いて見ると、口頭では厳しいことを言っているが、コメントはあとに残るのでモチベ
ーションを下げないように無難なコメントにしているという答えが返ってくることが多い
です。
 確かに、文字はあとに残るのでいい加減なことは書けません。
 だからといって書くのをやめるのではなく、書くためにきちんと考えるべきです。きち
んと考えると、色々な原因が見えてくるものです。
 特に、厳しいコメントを書く場合には、本当にそう書いてよいのかを真剣に考えるので、
部下の方の個別の問題ではなく、業務のあり方にも問題があることを発見できる例もあり
ます。
 失敗できないパーティーの挨拶では原稿を書いて臨むと思いますが、人事考課は、部下
の方との最も大きなイベントですから、きちんとした原稿を書くトレーニングは非常に重
要です。

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法律事務所 佐(たすく)
 弁護士 佐々木 光 春


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ものづくり現場の体験から ~第14回 工場現場改善の心構えと進め方の一例~

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本シリーズ(全16回)は過去に体験した"ものづくり"の現場を、技術士メンバーが交代でお役立ち情報として
提供したいと企画しました。本ブログを通して色々と意見交換ができたらと思います。
よろしくご愛読ください。
第12~14回は工作機械、自動車部品、ベアリング製作企業等に勤務後、独立して、ものづくり現場の改善・指導をしてきた体験から感じた事を技術士の高橋 寛が記述致します。
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■第14回 工場現場改善の心構えと進め方の一例

1.先ず、改善しようとする工場現場を観て、その実力と問題点を具体的に把握


2.現場の良い点及び問題点を討議しながら参加者をやる気にさせ、方向づけ

これに、知恵と根気と時間を使用、改善対象現場を選定して、具体案を作成し、各項目の分担と期限を決めます。実行する参加者達をやる気にさせるのが成功の鍵です。この為に
(1)「興味」を持たせる。(2)「必要性」を認識させる。(3)「可能性」を信じさせ、自信を持たせる。 (4)「利益」になることの自覚。この四要素が必要であります。しかしこの一部が欠けても次の4要素がこれを助けます。 (5)「信頼」(6)「参画」(7)「好意」(8)「共鳴」。


3.平易で受け入れやすい課題にする

生産性向上とか省人化という課題では拒否反応に出合うので避けます。ムダ(ロス Loss)を発見し、これを退治して働きやすく美しい職場にしよう。その結果として、働きがいのある職場ができて生産性も上がる、というアプローチにします。よく取り上げる課題は。
*リードタイムの短縮、*段取り(品種替え)改善、*機械・設備の予防保全、*簡易自動化、*不良率、歩留まりの向上。*作業方法の改善・標準化、*定置管理、*見える化等。


4、モデル職場の構築

工場巡視や会話等で見つけた熱心なやる気のある職長人材を選んで改善をしてモデル職場を構築します。目の前に、同僚が構築した上記課題を推進し達成した職場を見ると、これがモデルとなり、工場全体が競争して、課題を推進、達成するようになります。


5、成果を課題ごとに数値等で示し表示、よく取り上げた課題は

工場毎、職場毎に表示。職場の生産形態や実力により、適宜に選びます。
*1人1時間当たりの生産性、*仕掛量・在庫量の削減、*設備故障の度数率、強度率、または故障件数、*1人当たり改善提案数等、他、3.の課題の効果を表示します。


6、維持・改善・向上させ、全員をやる気にさせて、職場内の不平発生を防止

成果の一部を従業員に還元します。職場内の環境の改善、職場単位での表彰等をします。
全員参加させ、意識高揚をはかり、工夫と改善提案制度、QCサークル導入等も推進します。
人員削減の際は優秀な人を転出させます。優秀な人は転出先も歓迎し、また不平発生防止ともなります。

ありがとうございました。次回より、佐野 健治 が担当します。
高橋 寛 (技術士、(公社)日本技術士会 神奈川県支部会員)

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日本技術士会神奈川県支部
http://www.engineer.or.jp/c_shibu/kanagawa/


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