ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 




神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第113回目の記事となります。

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114回 中小企業経営における"おもてなし"の事例

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「中小企業は本当にビッグデータを活かせるか」に続いて、今回は「中小企業経営における"おもてなし"の事例」がテーマです。

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「誰かのために行う」が商売の基本

大手ネット通販会社が小さな飛行機で顧客の自宅まで商品を届ける構想を打ち出したり、メガネの中にコンピューターを入れて、瞬時に眼鏡越しに見えるものや人の情報が分かる仕組みが発表されたり、自動車を自動で運転したり等と、IT関連では驚くようなイノベーションがニュースになっています。

このような先端的な事例は、一見すると「技術先行型」のイノベーションのように見えます。しかし決して技術のみの進化を追求した結果ではなく、技術とともに顧客の利用価値や生活のあり方を一新したいという「潜在ニーズ先行型」の着想であったとも言えます。


・誰かのために価値あることを行うことが商売

「誰かのために」を意識すれば、商売の基本は昔も今も「代行」であったり、「もてなし」なのです。


誇りと笑顔で表現する中小企業の"おもてなし"

中小企業が先端技術を開発したり、社会を一変するようなサービスを開発することは稀です。一般的には中小企業の社会的な役割は最先端の追求ではなく、業界や地域への「もてなし」なのかもしれません。以下は私が最近体験したおもてなしです。

(1)雨天にドアの外で傘を広げるタクシー運転手

雨天にタクシーを降りる際に、運転手がタクシードアの外に立って傘をさしてくれた。また、車内に忘れた傘が翌朝自宅の門扉に綺麗に畳んで掛けてあった。タクシーという仕事を、顧客を乗せて運ぶことと考えず、「行き先まで安全で快適にお連れすること」と考えるプロのこだわりを感じる。


(2)さりげなく褒める楽器店員

ギターのカポタスト(演奏補助器具)を購入した際に、「ギターはもう長いのですか?」と笑顔の店員。「いいえ、最近始めたのです」と答えると、レジで「でもこの器具を使うほど上達されたということですね」とまた笑顔。たった1つの商品の売買から演奏の楽しさや、顧客とともに楽器を楽しむ姿勢を感じる。

上記の事例は、最先端でなくても、広範囲でなくても、自分の商売に誇りを持ち、プロに徹し、目の前の顧客に喜んで欲しいという気持ちを持てば、顧客の記憶に残り、リピーターになり、その顧客の周囲の人がフェイスブック等の投稿によって新規に顧客になるというプラスの好循環を生む可能性があることを教えてくれます。

中小企業経営者の皆様、「誇り」と「笑顔」に磨きを掛けていきましょう!

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株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

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コミュニケーションを見つめ直す  ~ その6 ~

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本日は、法律事務所 佐(たすく) 弁護士 佐々木光春氏による「経営に関する法律情報」
をテーマとしたビジネスブログです。
前回「コミュニケーションを見つめ直す ~その5~企業理念と人事考課のまとめ~」に
引き続き、第13回目は「コミュニケーションを見つめ直す ~その6 」となります。

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コミュニケーションを見つめ直す  ~ その6 ~

今回からは、管理職研修についてお話していきます。

私も、パワハラやセクハラなどの相談を良く受けますが、ちょっとしたことに
気づいていたら防げたと思うことや、相談後にちょっと修正をかけたことで大
きなトラブルにならなかったことは、何度も経験しています。
人間関係のトラブルは、共通の理解ができていない状況を気付かないまま、
ちょっとしたズレが積み重なって生じるものです。
パワハラの裁判などでは、同じような言葉を発していても、それまでの人間関
係で人によってアウト・セーフの判断が分かれている例がありますし、途中か
らであったとしても組織がきちんと対応したことにより責任が否定された例も
あります。
要するに、誰かが何かに気づけば防げることが多いのがハラスメント問題で、
本来その立場にあるのが管理職の皆さんです。
ところが日本の場合は、管理職といいながら、仕事をバリバリやってきたトッ
ププレイヤーの方が、特に管理職のトレーニングも受けずになり、年齢も部下
の方と離れていることが多いです。

このような方は、実力も自信もあるからだと思いますが、反射的に発言してし
まったり、できない理由を理解できないのでダメとしか言わずにトラブルにな
ることがあります。

特にこの20年位は、インターネットの普及により個人が取得できる情報量が
格段に増え、また雇用の流動化が進んだことにより、いろいろなこととの比較
にさらされるようになりました。昔は、他の組織の上司がどうやっているかを
知る機会は極めて限られていましたが、今では、良く見える隣の芝生を知る機
会も増えたので、これまで普通だと思われていたようなこともとんでもないこ
とになったりするのです。

管理職の方は、日々の業務に追われ、組織内の情報で固まってしまっているこ
とも往々にしてあるので、管理職研修は、外の情報を仕入れる、比較の対象を
知るという点だけでも、とてもよいきっかけになるのです。

次回からは、具体的な管理職研修の内容についてお話していきます。

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法律事務所 佐(たすく)
 弁護士 佐々木 光 春


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ものづくり現場の体験から ~第13回 「目で見る管理」(Visible Control)、「見える化」の工夫~

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本シリーズ(全16回)は過去に体験した"ものづくり"の現場を、技術士メンバーが交代でお役立ち情報として
提供したいと企画しました。本ブログを通して色々と意見交換ができたらと思います。
よろしくご愛読ください。
第12~14回は工作機械、自動車部品、ベアリング製作企業等に勤務後、独立して、ものづくり現場の改善・
指導をしてきた体験から感じた事を技術士の高橋 寛が記述致します。
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■第13回  「目で見る管理」(Visible Control)、「見える化」の工夫


正常か異常か、問題あるか否か、直ちに把握できる

正常か異常か、管理されているかいないか、ルールが守られているかいないか、問題が発生しているか否か等が、目で見てわかるようにしておく事が大切です。自分が判るのは勿論、上司にも、同僚にも、お客様にも判るようにしておきます。異常が発生しても、不具合や不良品は発生させない。その為には,異常の早期検知が必要です。異常が発生したら見て判るようにする。機械・装置・治具等が検知して人に知らせる。赤ランプ、ブザー等の表示と稼働停止。グラフ、図表、管理図等も「目で見る管理」の手段となります、一目で見て興味がわき、内容が判るように、表示は大きく、離れても見えるようにします。


職場内の定置管理等、置き方表示を工夫して見て直ちに判るようにする

仕掛品、在庫品、治具工具等職場に存在するすべての物の「定置管理」が必要です。
定置管理(科学的整理・整頓)とは、物と場所とを結び付けて、目で見る管理を実現するための方法です。
即ち、
(1)置場所を決める、
(2)荷姿(置き方と置く量)を決める、
(3)表示をする。この3条件を決めて標準化し、これを実現維持していく事です。
物の置場には、指定した物だけを置く「指定置場」と何をおいても自由であるが見て直ちに取出せる「自由置場」とがあります。在庫品等もこのように区分し、定置すると見て判ります。
また、在庫品の色別管理(長期在庫は赤、簿外品は黄色等)をしたり、引当在庫(引当先と出庫日を表示)と常備在庫(Max・Min等の表示)を区分して定置すると見える化ができます。


職場内の物を少なくする事で目で見る管理を容易にする

置く物を少なくする。必要な物を、必要な時に、必要なだけ置くJIT方式は「目で見る管理」を容易にする手段であります。引当発注品等はこのJIT(Just In Time)方式にします。引当発注、現場直送、JIT方式展開が理想でお客様も強く要求しています。後工程もお客様であり、これ等の要求に応えてJust In Timeを展開して物を渡すようにします。
置く物を少なくしてJIT方式を展開しようとすると、リードタイムの短縮が必要となります。そしてこれ等の推進は企業の実力向上と発展に寄与する事になります。

高橋 寛 (技術士、(公社)日本技術士会 神奈川県支部会員)
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日本技術士会神奈川県支部
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コミュニケーションを見つめ直す ~その5 企業理念と人事考課のまとめ~

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本日は、法律事務所 佐(たすく) 弁護士 佐々木光春氏による「経営に関する法律情報」をテーマとしたビジネスブログです。
前回「コミュニケーションを見つめ直す ~その4~」に引き続き、第12回目は「コミュニケーションを見つめ直す ~その5 企業理念と人事考課のまとめ~」となります。

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コミュニケーションを見つめ直す ~その5 企業理念と人事考課のまとめ~

これまで4回にわたり、コミュニケーション向上の一手法として、企業理念を用いた人事考課についてお話させていただきました。
十分な説明にはなっていなかったとは思いますが、コミュニケーション向上のためには、共通の意識や方向性を持つことが重要であり、人事考課に企業理念を用いることはその一助になるということを感じていただければうれしい限りです。

人事考課は、給与や賞与、昇進に直結する場面ですので、評価者と評価される方が共通の理解を得られなければ、評価される方のモチベーションに大きく影響し、それが評価者のさらなるマイナス評価を招くという危険性があります。
共通の理解を得るための環境を整備することは組織にとって重要なことですし、これによって企業理念が浸透していくのであれば、これほどよいことはないでしょう。
人事考課の制度そのものを変えるのは大変な作業になるので、なかなか踏み切れないこととは思いますが、評価者の研修を行うだけでも随分違うと思います。

研修を通じて、どのような行動を何故よい・悪いと評価しているのか、そのよい・悪いという判断は企業理念に合致しているのかなどを、評価者が意識するだけでも、共通理解を得る役に立ちます。

具体的な研修方法としては、評価のコメントを書いている形式の人事考課であれば、過去のコメントを分析して、企業理念とリンクさせた参考コメントを紹介するなどというものがあります。

人事考課の評価者に限らず、管理職の研修は、コミュニケーション向上のために、非常に重要ですので、次回からは、管理職研修についてお話していきます。

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法律事務所 佐(たすく)
 弁護士 佐々木 光 春


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本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第113回目の記事となります。

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113回 中小企業は本当にビッグデータを活かせるか

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「消費税率アップに負けない経営」に続いて、今回は「中小企業は本当にビッグデータを活かせるか」がテーマです。

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ビッグデータの概念

「ビッグデータ」という言葉を聞くことが増えました。ついに2014年3月には日本BP社が日経ビッグデータを創刊するに至りました。多くの中小企業にとって2014年はビッグデータを考える年になりそうです。

ビッグデータは簡単に表現すると、データの量と範囲が従来のデータよりも大きいデータのことです。よく言われる事例は、Suica等のIC乗車券の利用情報や、車のナビや走行データ、そして、ツイッターやフェイスブック等のCGM(consumer generated media=消費者参加型メディア)に投稿されたデータです。また、以前からGoogleのPPC(クリック)広告は広く普及していますが、これもビッグデータの1つであると解釈できると思います。


ビッグデータに否定的な意見も多い

ビッグデータ自体を否定するのではないのですが、ビッグデータの活用等には懐疑的な意見もあります。中小企業の現場を歩いていて聞こえてくる意見をまとめると以下になります。

(1)ビッグデータと収集、加工する社会的コストの視点
(2)データ偏重での意思決定に対する不安
(3)個人情報がどこまで守られるかの不安
(4)ビッグデータ活用ができる大企業とできない中小企業の格差の視点
(5)例えば自店のPOSデータ分析もできていないのに、ビッグデータに期待することの愚かさの視点



中小企業は身近なデータ分析から

中小企業は単体では活動量が決して大きくないため、組合や団体等の単位でビッグデータを収集し、分析して活用することが有効です。データの所有権の法的解釈、人道的配慮等をクリアしたら、代表的な連携組織の形態としての中小企業等協同組合法等に基づく「組合」や「連合会」単位でのビッグデータ活用を検討するとよいでしょう。


中小企業は以下のようにしてビッグデータをビジネスに生かしていきましょう。

(1)企業や組合の成長戦略をイメージする(どうやって伸びていくのか)
(2)顧客が望む製品や商品・サービス等を迅速に察知し、提供することをイメージする
(3)組合や産業単位で統合解析することが効果的な情報を検討する(過去の蓄積データの魅力)
(4)情報を活用することの法的な合法性を確認する
(5)データ活用のリスクの発生を予見しておく
(6)過去の情報と、今後蓄積する情報を活かして魅力的な商品、売り方、価格等を検討する
(7)他の企業や団体が持つ情報と連携することで新しい価値が生まれる可能性を模索する


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コミュニケーションを見つめ直す ~その4~
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本日は、法律事務所 佐(たすく) 弁護士 佐々木光春氏による「経営に関する法律情報」をテーマとしたビジネスブログです。
前回「コミュニケーションを見つめ直す ~その3~」に引き続き、第11回目は「コミュニケーションを見つめ直す ~その4~」となります。

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コミュニケーションを見つめ直す ~その4~

今回は、具体的な行動を、企業理念に基づく評価基準にあてはめながら、そのコミュニケーション促進効果について説明していきます。
まずは、例として使っている企業理念とその評価基準をもう一度確認しておきます。

企業理念
(1) 他人任せにすることなく、自分自身が会社を代表しているという自覚を持って行動します。
(2) 当たり前のことをおろそかにせず、何事にも勤勉・誠実に対応します。
(3) プロフェッショナルとしての意識を持ち、何事にも積極的に取り組みます。
(4) 自分のためにではなく、他人のために行動します。

上記の企業理念に基づく評価基準
+2 利他の行動
+1 プロフェッショナル/積極的行動
0  勤勉・誠実
-1 懈怠
-2 他人任せ

それでは、マネジメントという視点からの具体的な行動について、上記の評価基準にあてはめていきますと、例えば、次のようなものが考えられます。

+2 他部署と協議調整し、他部署の業務についても積極的に支援した
+1 部下に応じた指導を行い、結果を導いた
0  適時に報告を求めるなど状況を把握し、状況に応じた対処をした
-1 報告があった事項は対処したが、自ら状況を把握することはしなかった
-2 対処が必要な事項についても先延ばしにした


これをもとに、評価者と評価される方との面談を想像しながら話をしていきますと、まず、単に「+1 良くできた」というだけの評価基準であれば、良いと評価されるのは「どのような行動か」、そのような行動が良いと評価されるのは「何故か」というところから意識のすり合わせが必要となります。
これに対し、企業理念から導かれた「プロフェッショナル/積極行動」という評価基準の場合、+1と評価されるのは「プロフェッショナル/積極行動」であることは明らかですし、またこれは企業理念とされている以上、良いと評価される理由についても疑いは生じないでしょう。

その結果、面談では、評価される方のとある行動が「プロフェッショナル/積極行動」にあたるかというところに焦点をあてて議論すればよいので、説明もしやすく、評価される側も納得しやすくなるのです。
また、このように共通のテーマでやり取りを繰り返していると、次第に「プロフェッショナル/積極行動」とは何かというレベルでも共通認識が生まれ、評価者にとってはより具体的な指導目標となり、評価される方にとってもより具体的な行動目標となっていくのです。
このような積み重ねを通じて、企業理念は、より具体的な行動規範になり、組織を共通の目標に向かって進める動力となるのです。

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ものづくり現場の体験から ~12回 リードタイム(生産期間)の短縮~

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本シリーズ(全16回)は過去に体験した"ものづくり"の現場を、技術士メンバーが交代でお役立ち情報として
提供したいと企画しました。本ブログを通して色々と意見交換ができたらと思います。
よろしくご愛読ください。
第12~14回は工作機械、自動車部品、ベアリング製作企業等に勤務後、独立して、ものづくり現場の改善・指導をしてきた体験から感じた事を技術士の高橋 寛が記述致します。
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■第12回 リードタイム(生産期間)の短縮

魚屋のまねしてムダが消えていく

魚屋さんは朝早く河岸で魚を仕入れて、その日のうちに売ってしまう。仕掛りは少なく、在庫はゼロです。ものづくりでもこのように出来ないかと考えました。ある商品は魚屋のまねができました。しかしある商品は向上したがまだ魚屋には程遠い状態でしたが、目標をもって改善していけば、一歩一歩これに近づく事ができるものです。


仕掛り山積みを減らすと問題点が顕在化し、改善が進む

仕掛り山積みは別な面から「仕掛りのムダ」「在庫のムダ」「作り過ぎのムダ」といわれ、生産管理の大敵とされています。山積みは諸悪(ロス)の根源であり、金利負担、場所の占有、運搬の発生、製品劣化、設変廃却、納期遅延等の損失を生みますが、最も大きい損失は"ムダ隠し"です。というのは仕掛り山積みが工場内にあると、問題点があるにもかかわらず隠れてしまい、誰もそれに気が付かず、現状で良いと思い改善する努力をしません。池に水が沢山あると中の岩は隠れて見えません、水を少なくすると岩の状態が誰にも良くわかります。水を仕掛り山積み、岩を問題点と置きかえてみるとよくわかります。すなわち仕掛り山積みを減らすと問題点が現れ、皆で問題の解決改善をするので宝が出てきます、
"山積み(仕掛り)をなくして宝発見し"


山積み(仕掛り)を減らす為の職場の定置管理
先ず、現状の「定置管理」を推進します。即ち、置く場所と置き方・置く量を決めて、皆に判るように表示します。仕掛品の「見える化」の実現です。この山積み(仕掛り)の量で工場内のリードタイムが決まってきます。
定置管理はその基本の職場づくりです。


置く量の改善、減少により、リードタイム(生産期間)の短縮の実現

仕掛品の「定置管理」により、問題点が判りやすくなり、改善が進み、仕掛品が減少して、リードタイム (生産期間)が短縮されていきます。
トヨタのかんばん方式などもねらいはここにあるのでしょう。山積みなしの生産と安易に言っても実現するのは大変で、その為には、設備機械の故障ゼロ、不良発生ゼロ、そして段取り時間をゼロに近づけていく事が必要です。そして、1個流し、及び工程のライン化は非常に有効な手段です。


高橋 寛 (技術士、(公社)日本技術士会 神奈川県支部会員)
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