神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。
本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第72回目
の記事となります。
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72回 2011年の中小企業IT活用はまさにソーシャルメディア元年
株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「Facebookページを作ろう!」に続いて、今回は「2011年の中小企業IT活用はまさにソーシャルメディア元年」がテーマです。
2011年の中小企業のIT話題
早いものでもう年末です。年月の経過は速い、と感じる経営者も多いと思います。個人的には、リーマンショックから立ち直り始めた頃の3月の大震災、その後のギリシャ発通貨危機、超円高、首都圏での放射能ホットスポット等、1年間でこんなにも大きな変化があった年はなかったと感じます。2011年1月が数年前のことのように感じます。
2011年の中小企業をめぐるITの話題も色々とありました。
・スマートフォンの普及
・クラウド活用への関心の高まり
・ツイッターの有用性の認識
・世界的SNSであるフェイスブック活用
どれも中小企業経営には有益なITですよね。中でもフェイスブックは中小企業経営に本格的に普及する可能性がある初のSNSとも言えます。ビジネス的なSNSとしてはLinkedIn/リンクトインが有名ですが、「楽しい交流が生まれる場所」、「中小企業経営者に癒しや希望を与えてくれる場所」という観点からは、やはりフェイスブックが一番です。
自発的な経営融合の元年
ソーシャルメディアとは色々な人とのつながりを形成するメディアのことです。SNS=Social Networking Serviceと言われ、その代表的存在がフェイスブックです。
従来のホームページやビジネスブログは、会社や商品を訴求することが基本でした。今でもその有効性は変わらないのですが、ホームページやブログは知人を増やすことは得意ではなかったのです。
日本は優秀な中小企業を結びつけるビジネスコーディネート機能が弱いと言われます。小規模性はマイナス事項ではなく、その小規模企業を束ねる機能の弱さが問題なのです。
その意味では、フェイスブックは中小企業経営者を結びつけて、自発的プロジェクトを誘発する効果が期待できるのです。事実、フェイスブック上で「友達の友達」等とオフ会(実際に会って交流すること)が増えています。
フェイスブックは自発的な経営融合プロジェクト
こう解釈することもできます。これは今までの中小企業経営には見られなかったことです。まさにフェイスブックにとって、自発的な経営融合の元年が始まったのですね。
中小企業経営者の皆様、フェイスブックによる新しい経営手法、積極的に行きましょう!
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株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/
中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/
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