ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 



神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第66回目
の記事となります。

66回 計画を行動に換えるためのコツ
-----------------------------------------------------------------------------

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「中小企業のクラウド活用」に続いて、今回は「計画を行動に換えるための思考」がテーマです。

-----------------------------------------------------------------------------

事業計画を作ろう

大震災による急激な売上高ダウンも一服し、2008年のリーマンショック前ほどの仕事量がある中小企業も多くなってきした。ただし、売上高が増加していた中小企業をよく見ると、国内売上と輸出売上の比率が変化したり、客単価が変化したり、独自製品を作ってBtoC(一般消費者向け)販売をしたりしています。つまり、複数事業のバランスを変えたり、顧客を変えたりと、挑戦している中小企業が業績を回復させているのです。

3.11大震災直後は、がむしゃらに動いてきたはずです。固定費が賄える程度には売上高が回復してきた現在は、次の時代に向けた事業計画を作る時です。


計画は作ったが…動き出さない現場

BCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)も計画の1つです。その他にもフェイスブックが徐々に普及している現状においては、ソーシャルメディア(ツイッターやフェイスブック)をどのようにして自社のマーケティング活動に活かすのかも計画に織り込むべき時代です。

実は「計画」をマネジメントしていく際に問題となることがあります。それは計画は作ったが、具体的な行動に繋がっていかないという問題です。経営革新や経営イノベーションのための計画作りなのに、「計画」の存在が行動に繋がっていかない。このような悩みを持つ経営者はとても多いものです。


「計画」を行動に換えるためのコツ

もし御社の事業計画が動き出さない場合、以下の点をチェックしてみましょう。

(1)現実離れした内容になっていないか
(2)目標数値が大きすぎて、社内に「できるはずがない。無理」との認識が広がっていないか
(3)アクションプラン(行動計画)が書かれているか。全社レベルなら月単位で、部門レベルなら週単位で行動計画を作るとよいでしょう
(4)従来業務目標のみになっていないか。挑戦目標も必要です
(5)達成した際の成果の所在が明確になっているか
(6)計画の進捗状況を確認する仕組みが組織的にあるか(会議や経営者への定期報告等)
(7)過度に失敗を責める悪しき組織文化がないか
(8)計画作成の際に、部課長や従業員の意見を入れたか

--------------------------------------------------------------------------------

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

--------------------------------------------------------------------------------



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営者側からの視点での人事労務」をテーマとした社会保険労務士 
平山久美子氏の第15回目の記事となります。
---------------------------------------------------------------------------------

【社員の頑張りを見ていますか?】

社員の頑張りに報いる方法はいろいろありますが、上司がそれをつぶさに見て認めてあげるということが、簡単なようで、さらに社員のモチベーションを引き出す上で絶大な効果があるにもかかわらず、なかなかできていない職場が多いようです。

上司の仕事、さらには経営者の仕事の中で、部下が能力を発揮できる体制を整えることは、一番大切なもののひとつです。部下からの報告がなくても表情を観察し、困っていれば声をかけ、必要に応じて助言をする。お客様から感謝の言葉をいただいたとき、大きなことだけでなくほんのささいなことでも改善できたとき、困難な目標を達成できたときなど、がんばったことは一つ一つ見ていて、言葉に出して評価する。人は、自分のがんばりを認めてもらうことによって、自信を持ち、次の仕事への大きなモチベーションにつながるものです。やらされ感で仕事をするのと、自発的に仕事に取り組むのとでは、成果に大きな違いが出ることは間違いありません。

ところで、仕事に対して非常に高い熱意を持っていると答えた人は、日本人はわずかに9%、主要国の中では異常に低い数字だそうです。仕事に熱意を持ってもらうことが、ともすると滅私奉公を要求してしまうことに経営者や管理職は陥りがちですが、それは逆効果です。昨今、ワーク・ライフ・バランスが求められていますが、私生活を充実させることにより、仕事に対しても前向きに取り組むことができるのです。そこに、職場でもやる気が起こるムードが高まれば、生産性は向上し、働く社員の人生も楽しいものとなるでしょう。

部下を褒めるなんて、社員を褒めるなんて、恥ずかしくてできないよという経営者もいらっしゃいますが、褒めることにお金はかかりません。タダで社員が元気になり、やる気を出して、更に仕事の成果を出すとしたら、褒めないなんてもったいない。具体的事実を客観的に伝えるだけでいいのです。今よりもう少し、声に出して評価を表現してみませんか。そのためには、社員の行動をよーく観察することが大切です。
---------------------------------------------------------------------------------

平山社会保険労務士事務所
    社会保険労務士・行政書士
    平山久美子
 URL : http://www.roumu-shi.com  

~労務の最新情報、私の近況をブログでお知らせしています~
  http://roumu-shi.cocolog-nifty.com/blog5/

---------------------------------------------------------------------------------




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「コンサルの経営よもやま話」です。執筆は、中小企業診断士 
若木隆茂氏の第15回目の記事となります。
---------------------------------------------------------------------------------
さて、夏季の筆休めで、今回は閑話休題「よもやま話」といたします。今、喫緊の課題である"節電のための省エネ"について考察してみましょう。
---------------------------------------------------------------------------------

節電のための省エネ

総意と工夫、プラス・・・
産業界では、これまで"環境対策のための省エネ"では、エアコンの設定温度の引き上げ、建屋内外の照明設備の一部消灯や取り外しなど、ムダの排除で、コストダウンが図れました。しかし、今回の"節電のための省エネ"では、イニシャルコストの掛るLED照明への切り替えなど、コストアップも起こりえます。

また、大きな省エネ効果が期待される温度管理では、屋上や壁面の緑化、風通しの良い開口部に、ゴーヤなどの蔓を這わせて日差しを遮る方法がありますが、種蒔を5月にしないと8月には間に合いませんから、これから対応される向きには昔懐かしい、"葦簀や簾"ということになりますか。

キーワードは、風水か!
熱を冷ますといえば、自動車など内燃機、そうガソリンエンジンの冷却方式にヒントがありました。かつて、二輪車や小型四輪車は空冷、普通四輪車には水冷が用いられておりました。最近、県内の食品工場で、アルミ缶の上下に穴を開け、縦に寝かせて屋根を覆い、工場内温度を低下させる試みが紹介されておりますが、これなどは空冷ということでしょうか。

水冷の最もお手軽な手法は、商店街などで取り組む雨水などを活用した打水でしょうか。風鈴や氷柱などと合わせれば、相乗効果で、一層の涼しさを演出することができます。また、排水の二次利用で、建屋の屋根や壁面に水を流して、建屋内の温度低下と建屋外の打水効果を狙う方策はどうでしょうか。流水は難しいという向きには、コストは掛りますが、気化熱で温度低下を図る、ミスト散布設備の建屋内への設置が効果的でしょう。

先の見えない節電要請ですが、厳しい経営環境にある中小企業では、熱中症対策や労働安全衛生法にも目配りをして、身の丈に合った、工夫を凝らした"省エネ"対応が求められます。

----------------------------------------------------------------------

オフィスTAKA 代 表  若木隆茂(中小企業診断士)

----------------------------------------------------------------------




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士竹内幸次氏の第65回目
の記事となります。

65回 中小企業のクラウド活用

-----------------------------------------------------------------------------
株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「中小企業経営におけるスマートフォンの位置づけ」に続いて、今回は「中小企業のクラウド活用」がテーマです。
-----------------------------------------------------------------------------

クラウドコンピューティングが必要なわけ

「クラウドコンピューティング」と聞くと、多くの中小企業では「うちの会社には関係ないこと」と感じることでしょう。事実、日本では何らかのクラウドコンピューティングを行っている企業は約1割に過ぎず、殆どの企業は従来通りのパソコン内にインストールしたアプリケーション(ソフト)を使って業務を行っているのです。

しかし、2011年春から、クラウドコンピューティングへの関心が中小企業でも高まってきました。理由は「災害対応」です。緊急事態が起きた際の対応策のことをBCP=Business Continuity Plan=事業継続計画と言います。BCPは幅広い分野をカバーするものですが、中でも「情報資産の保全」はとても重要です。

現代経営では、技術情報、顧客情報等、多くの重要情報がデジタルデータ化されていますよね。つまりパソコンの中に情報があるのです。パソコンの中に自社スキルが詰まっているとも言えます。このデジタルデータを自社内のサーバーやパソコンに置くだけではなく、インターネット上のサーバーにも置くことがクラウドコンピューティングです。大地震、大津波が発生した時にも安心ですね。

とくに神奈川県では地震発生確率が報じされており、地震と津波は起こるものという前提で経営すること必要です。神奈川県の中小企業経営を支えるIT、それがクラウドコンピューティングであるとも言えます。


クラウドコンピューティングとは

ここで、クラウドコンピューティングの意味を整理しましょう。クラウドコンピューティングとはインターネットを使って、アプリケーション等を使うことです。「クラウド」とは「雲」のことです。インターネットのことを雲の図で表現すことが多いため、インターネットを利用する=クラウド、となったのです。

具体的には、中小企業でもよく使われているワープロソフトや表計算ソフト等がインターネットを介して使用できるのです。会社のパソコン等にはインストールする必要はないのです。インターネット接続されたパソコンであれば、インターネット経由で従来とほぼ同じ業務処理を行うことができるのです。

インストールしないのですから、従来あったソフトウエアのバージョンアップ等の作業も行う必要がないのです。一般的にはソフトウエアは月単位で利用料金を支払って使用します。


中小企業がクラウドコンピューティングに慣れるために

クラウドコンピューティングの考え方や、情報資産を保全する必要性は理解できても、実際に使ってみないとイメージが沸かないという中小企業が殆どのはずです。

クラウドコンピューティングを理解するために、次のツールを使ってみるとよいでしょう。

(1)Dropbox/ドロップボックス  http://www.dropbox.com/

サーバー上に自社のデータを保存することができます。例えて言うなら、ネット上にあるUSBメモリーのようなものです。

(2)Evernote/エバーノート http://www.evernote.com/

サーバー上に文書テキストや、デジカメ写真、PDFファイル等を保存することができます。パソコンやスマートフォンから使うことができる個人のメモ帳という位置づけです。

(3)Microsoft Office 365 http://www.microsoft.com/ja-jp/office365/online-software.aspx

ワードやエクセル、パワーポイント等のアプリケーションまでクラウドで使うことができます。パソコンにインストールしていないのにワードが使えることに驚く経営者も多いです。

--------------------------------------------------------------------------------

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

--------------------------------------------------------------------------------




コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )