ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 



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神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「労働関連情報」をとして株式会社人財経営センター須田労務マネジメント事務所 須田徹也氏の第49回目の記事となります。

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労働組合とは?
 
‶労働組合″というと、労働条件の改善を求めてストライキを断行している光景を思い浮かべます。労働組合の活動は戦後復興期から高度成長期にかけて活発でしたが、その後は労働組合への加入者の減少や組織率の低下に伴い、目立つことが少なくなりました。とりわけ、100人以下の中小企業の組織率は1%とごく僅かで、中小企業では縁遠い存在です。

しかし最近では、未払い残業、解雇問題等で退職した従業員が救済を求めて企業外の労働組合に駆け込み、そして団体交渉を要求される事例が増えていることから、中小企業にとっても身近な存在になりつつあります。そこで、今回は労働組合について基礎な知識を整理してみます。


Q1.法律上の裏付けは?
   憲法28条では勤労者の労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権)が保障されており、労働組合の結成、会社との交渉、ストライキやビラ配りなどの団体行動が権利として認められています。これを具体的に定めた法律が労働組合法で、労働組合の団結の擁護や不当労働行為の禁止などが規定化されています。


Q2.労働組合の特徴は?
分類方法はいくつかありますが、一つは企業内と企業外に分けることができます。前者は特定の企業で働く人をひとまとめにして組織化したもので、後者は一般的に「合同労組」と言われ、一定地域の労働者を企業、産業に関わりなく合同して組織化したものになります。この合同労組は全国一般労働組合の本部や支部として存在するものが多く、上部団体には共産党系の全労連、民主党の支持母体のひとつでもある連合などがあります。


Q3.不当労働行為とは?
   不当労働行為とは、労働組合への加入や団体交渉を妨害することをいい、労働組合法で禁止されています。違反行為があった場合は労働委員会がこれを審査し、適切な救済命令が発せられます。具体的には次のようなものが不当労働行為に該当します。

(1) 不利益な取扱い
組合員であることや組合の結成、加入を理由として、労働条件などについて不利益な取扱いをすること

(2) 団体交渉拒否
団体交渉に応じないこと、または応じても誠実に対応しないこと。ただし、要求事項に応じる義務まではありません。

(3) 支配介入
労働組合の運営費に会社が援助をするなどの支配的な行為をすること


Q4.労働協約とは?
   労働協約とは、労働組合と使用者との間で労働条件や組合活動について団体交渉を行い、その結果、合意した内容を文書にまとめたもの。これは、会社と個人との間で結んだ労働(雇用)契約や会社が定めた就業規則よりも効力があり、ずれがあった場合は労働協約が優先します。

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株式会社人財経営センター 代表取締役 須田徹也(社会保険労務士)
http://www.jinzai-info.com


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神奈川県中央会では、3つのテーマによる専門家の記事を載せています。

本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士 竹内幸次氏の第50回目の記事となり
ます。

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第50回 主体的にニューノーマルに対応する

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「競争のみならず、連携して
世界を相手にする」に続いて、今回は「主体的にニューノーマルに対応する」がテーマ
です。

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ニューノーマルとは

最近「ニューノーマル」という言葉を耳にします。ニューノーマルとは2008年9月の米国
リーマン社破綻後の従来の標準とは異なる「新しい標準」のことです。具体的には以下
に集約できます。

・金融経済から実体経済への回帰トレンド
・各国の政府による経済関与が強まり
・中国やアジア等の成長による世界経済の多極化
・世界的には低い経済成長率

簡単に表現すれば「以前のような経済に戻ることはない」ということです。


中小企業にもニューノーマル

日頃中小企業の経営者と会っていますが、未だに意識がニューノーマルになっていない
経営者が多いように感じます。「昔は~だった。今は当時の売上高の半分もありません」
のように、景気がよい時期の売上高や状況を思考のベースにしているのです。

このようは発想は、懐古的であり、未来創造にはなりません。時代は戻ることはなく、
元に戻ったように見えても、それは螺旋状に「異なる次元で戻った」ことることになる
のです。

中小企業経営者の思考にもニューノーマルが必要です。今の状況をベースにして必要な
ことを未来志向で考えていくのです。

・時代は螺旋状に発展する。同じように見せても位置は過去とは異なる


こう考えて未来創造しよう!

経営者の仕事はまずは思考を前向きに保つことです。未来はそれを真剣に考えた者に訪
れるものです。中小企業経営者は以下のように考えていきましょう!

□ 過去の経営状況を整理したら、過去の状況は一度思考から捨て去る
□ 「今、会社を作ったらどう考えるか」を考える
□ 時代の変化を、今後10年スパンで考える
□ 自社が得意な分野を考える
□ 自分が好きな分野・好きな顧客を考える
□ スケールメリット(事業規模から生まれる効率性)をどう発揮するかを考える
□ スコープメリット(事業範囲の広さから生まれる効率性)をどう発揮するかを考える
□ 希少性や独自性による付加価値をどう発揮するかを考える

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株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp/

中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

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