ビジネスBLOG @神奈川中央会
神奈川県中央会が提供する中小企業支援情報です!
 



 神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士 竹内幸次氏の第5回目の記事となります。

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「マーケティング戦略の作り方」に続いて、今回は「中小企業の経営革新の事例」がテーマです。

【家庭用染み抜き剤「技師(わざし)」を作ったクリーニング店】

(1)企業の概要
山陰地方で業歴50年になるクリーニング店。2004年に就任した現在の社長が4代目である。資本金は300万円、従業員16名、店舗4店(本店工場+3取次ぎ店)を有する。

(2)業界動向
最近の消費不況によるクリーニング消費額の低下、原油高騰によるコストアップによりクリーニング業を巡る環境は大変に厳しい。

(3)経営革新の着眼点
脱低価格受注を目指す。取次店が多い地区であり、過当競争が見られる中で、同業者とは異なる土俵で勝負するために、あえて脱低価格を選択する。

(4)着目した内部資源
4代目の若い経営者の持つ革新マインド。染み抜きに関する高いスキル。

(5)行った経営革新
ア.全国でも例がない「洗濯教室」の事業化。地球環境面でも、家庭消費節約の面でも、「洗濯」を真剣に考えて、プロの洗濯の技を一般消費者に提供する。

イ.家庭用染み抜き剤「技師(わざし)」の商品化
誰でも簡単に家庭で使える染み抜き剤を開発して、ネット販売及び大手小売チェーン向けに卸販売をする。

また、中小企業新事業活動促進法による経営革新計画の承認にも挑戦し、知事から承認されています。

この事例を整理すると、以下のようになります。

1 極限とも言える厳しい経営環境下にあったが
2 その中でも前向きに新しいことに挑戦する意欲があった
3 差別化しにくいがゆえ低価格競争に陥ることが多いサービス業から、形があるため差別化しやすいメーカーにも進出した
4 ネット販売で顧客を全国に広げた
5 大手小売チェーンへの販路が開拓できた
6 法律に基づいて県知事からの計画承認を受けた

事業成功のキーになるのは「販路の開拓ができるか」です。この中小企業は販路開拓のために1日に4つのブログを毎日書き続けました。このような地道な努力が大きな成果になったのですね。

次回は、経営革新を実現する手法としての「バランススコアカード経営」をご紹介します。ご期待ください!


2008年3月5日(水)14時25分TBSラジオ「いきいき企業応援隊」に竹内幸次が出演します!
http://www.anshin-zaidan.or.jp/radio/index.html

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp
中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

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 神奈川県中央会では、県内の中小企業者の皆様にセミナー等のご案内をしております。

 本日は、『労働対策セミナー』のご案内をいたします。

 労働ビッグバンと言われているほど、労働関連諸法規の改正が目白押しとなっています。既に改正されたものだけでも、パートタイム労働法、最低賃金法、雇用保険法などがあり、労働契約法も成立しています。
 このことから、本会では、労働関連のセミナーを順次開催して行く予定ですが、その第1回目として4月1日より施行されます改正パート労働法についての説明会を開催します。

◆日時:平成20年3月24日(月)13:00受付(13:30開始)

◆場所:神奈川中小企業センター13階「第2会議室」
     横浜市中区尾上町5-80(JR関内駅北口 徒歩5分)
     中小企業センター 案内図

◆定員:70名

◆参加費:無 料

◆申込み締切:平成20年3月21日(木)

◆お問い合わせ先:神奈川県中央会 企画情報部 鎮野(しずの)・稲野(いなの)
         TEL:045-633-5134

神奈川県中央会ホームページをご覧の上、お申し込み下さい。

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 神奈川県中央会では、県内の中小企業者の皆様にセミナー等のご案内をしております。

 本日は、『環境セミナー』のご案内をいたします。

 神奈川県食品産業協議会では、「食品リサイクル法及び容器包装リサイクル法」の説明会を開催いたします。
 平成20年4月に第3段階目の改正を迎える容器包装リサイクル法、平成19年12月に改正された食品リサイクル法について、改正の概要等を中心に、法律の解釈はもとより企業が抱える問題点、改正点についての講習会を行います。
 第2部では、社会問題化した食品表示の偽装に対し、消費者の信頼を回復するため、JAS法の品質表示基準が改正されますので、その概要を説明します。

◆開催日時:平成20年3月7日(金)
        午後1時00分~5時00分(12時より受付)
◆場  所:神奈川中小企業センター13階「第1・2会議室」
        横浜市中区尾上町5-80
        神奈川中小企業センター 案内図

□■□プログラム□■□

◆第一部
1.容器包装リサイクル制度の現状と課題
   (午後1時00分~2時00分)
・講師:(財)食品産業センター環境・システム部次長 中井義兼氏

2.改正食品リサイクル法の概要
   (午後2時10分~3時20分)
・講師:農林水産省 食品リサイクル法担当官

◆第二部
3.「JAS法の品質表示の適用範囲の拡大について」
   (午後3時30分~4時30分)
・講師:神奈川県環境農政部農業振興課農産物安全推進班 水口亨氏

4.「農地借入方式による企業の農業参入について」
   (午後4時30分~5時00分)
・講師:関東農政局 生産経営流通部構造改善課 担当者

※都合により講師名等の変更がある場合がありますのでご了承ください。

◆参加費:無料  ◆定員:80名
◆参加お申し込みは・・・神奈川県中小企業団体中央会連携開発部 TEL:045-633-5132 まで
◆主催:財団法人食品産業センター、神奈川県、神奈川県食品産業協議会
◆お問合せ:神奈川県中小企業団体中央会
        神奈川県中央会ホームページ

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 神奈川県中央会では、県内の中小企業者の皆様にセミナー等のご案内をしております。

 本日は、『地域資源活用フォーラム』のご案内をいたします。 

 昨年、「中小企業地域資源活用促進プログラム」がスタートし、全国で、地域資源(産地の技術、農林水産品、観光資源)を活用した222件のプロジェクトがスタートしております。
 規模による利益率の格差拡大、小規模な倒産件数の増加等、格差が拡大するなか、小規模企業の成長と地域の活性化が急務となっております。
 そこで、地域ブランドの確立、地域活性化の具体的な方法、地域資源活用のポイントにつき、事例を通じて、地域の皆様方と共に新たな活性化策を検討するフォーラムを開催いたします。

◆開催日時:平成20年2月27日(水)
        午後1時20分~4時50分(1時より受付)

◆場  所:神奈川中小企業センター13階「第1・2会議室」
       横浜市中区尾上町5-80
       神奈川中小企業センター 案内図

□■□プログラム□■□

◆説明会・講演会(午後1時30分~2時50分)
1.「20年度地域資源プログラムと小規模企業応援プラン」
・講師:(独)中小企業基盤整備機構関東支部関東地域支援事務局
     ジェネラルマネージャー 内田研一氏
2.「ジャパンブランドにおける地域資源活用事業」
・講師:富士通デザイン㈱ 代表取締役社長 加藤公敬氏
    (社)かながわデザイン機構・副理事長
 ★キーワード:ユニバーサルデザイン、新日本様式・・・

◆パネルディスカッション等(午後3時00分~4時50分)
3.<活かそう地域資源!売れるマーケティング戦略>
  ◎パネリストが全国・県内の地域資源プロジェクト0の事例紹介!
  事前に提案されたプロジェクト等につきブラッシュアップ!!
  売れるコツをディスカッション!!!

【コーディネーター】 関東地域支援事務局 GM 内田研一氏
           (きわみ工房株式会社 取締役CMO)
【パネラー陣】
・三輪清一氏:ものづくり研究所販路開拓コンサルティンググループ 主席研究員
・渡瀬ひろみ氏:株式会社リクルート アントレ・ユニットマーケティング・ディレクター

4.<地域産業資源・基本的な構想>
・講師:神奈川県商工労働部工業振興課 担当者

◆参加費:無料  ◆定員:100名
◆参加お申し込みは・・・神奈川県中小企業団体中央会 連携開発部 TEL:045-633-5132 まで
◆主催:神奈川県中小企業団体中央会
◆後援:(予定)神奈川県・(社)かながわデザイン機構・商工組合中央金庫横浜支店
◆お問合せ:神奈川県中小企業団体中央会・連携開発部地域資源活用支援事務局

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神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は「労働関連情報」をテーマとした株式会社人財経営センター須田労務マネジメント事務所 須田徹也氏の第2回目の記事となります。

 その後、1週間ほどして亀井課長から小沢社長宛に電話がかかってきた。容態は変わっておらず、復帰までまだまだ時間がかかりそうである。病状が気にはなるが、うつ病の原因が会社の責任となれば、大変なことになる。

小沢社長:「もしもし、小沢ですが。うちの亀井君のことでちょっと相談なんだけど。亀井君が自分は労災では
       ないのかと言ってきているんだ。奥さんがどこかで聞いたらしいが、働き過ぎでうつ病になった場
       合は会社の責任で、労災保険が適用されるのではないかと?」
福田さん:「そうですね~。状況によっては労災になる可能性はあります。ところで、亀井課長は休む前まで
       どのくらいの残業や休日出勤がありましたか?」
小沢社長:「どのくらいかなあ~。うちは出勤した日に本人が認印を押すことになっているので、何時に来て
       何時に帰ったかまでは把握していない。」
福田さん:「それは管理職だけですか?」
小沢社長:「いや、内勤の事務職以外は全員そうしている。給与台帳と出勤簿があれば大丈夫だと聞いた記
       憶があるけど。それに、外で働く時間が多く、直行直帰もあるから管理できない。私もそうだった
       が、営業マンは外に出るとサボっていてもわからない。営業は時間でなく、数字なんだ。それと特
       に管理職は、働いた時間を正確に管理したとしても、残業代がつかないから意味ないんだ。」
福田さん:「一般職の割増賃金の支払いはどのようにしていますか?」
小沢社長:「みなし残業ということで、一律20,000円を支給している。」
福田さん:「それは、何時間分に相当する割増賃金ですか?」
小沢社長:「???」
福田さん:「小沢社長、電話では説明しにくいので、直接お会いしてお話しします。明日は何時ごろ空いてい
       ますか?」

取引が始まって日の浅いOA機器販売会社の労働時間管理の実態を聞くにつれ、大変なことにならなければよいのだが、と福田さんは念じながらそっと受話器を置いた。

~次回につづく~

株式会社人財経営センター須田労務マネジメント事務所 http://www.jinzai-info.com

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 神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は、「環境経営」をテーマとした神奈川県技術士会 服部道夫氏の第3回目の記事となります。

3 省エネ!~大きい設備投資の例~
エアコンが古い型式であれば、「インバーター制御」の最新機器とすることで、10年前の機器と比べて効率は30%以上アップする可能性があります。
http://www.hitachi-ap.co.jp/products/business/ac/chiller/air/inverter/index.html
日立株式会社に10年前と比較したデータが掲載されています。
同社の製品比較表によると、インバーター制御でのエネルギー効率は、有効といえそうです。
また、ボイラーを使用している場合であれば、マイクロガスタービンのコージェネレーション装置の検討により省エネが期待できます。いずれも投資額が大きいので、メーカーとよく相談して長期的に計画されることを推奨いたします。
http://eee.tokyo-gas.co.jp/product/gascogene/index.html(東京ガス)

4 その他情報源
以上ヒントをいくつか述べましたが、「もっとないか」とお考えでしたら、次の情報源がヒントになります。
(1)他の事例の活用
社内からアイデアを出すのが限界とお考えのときは、期限をきって全担当部門がご縁のある人からの情報収集をトライします。例えば、
 ア.営業担当が顧客先の省エネの実施例と評価を聞く
 イ.購買担当が仕入先の省エネの実施例と効果を聞く
 ウ.工務担当が出入りの電気工事業者から他社の省エネの実施例と効果を聞く
等の工夫が考えられます。
当方が「なにかありませんかね」ではなく「出入り業者にお金を払っているのは機器だけではなくて情報を買っているのだ。情報が提供できない業者と情報を充分集めてくる業者を比較する」くらいの本気であたれば有効な情報が得られる可能性があります。

(2)インターネットの活用
「省エネ」で一度検索して見てください。いくつかのヒントが得られます。
なお、様々な情報を得ることができる「省エネルギーセンター」については次回にお伝えします。

 神奈川県技術士会 http://www.e-kcea.org/


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 神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は、「会計・税務」をテーマとした税理士法人SANO神奈川本部 山崎雄二氏の第4回目の記事となります。


草加:「今日はちょっと一杯やっていこうか?話も途中になっちゃったし。」
南田:「はい。」

上司と一緒に飲む部下が最近少なくなっているようだが、南田は極力断らないようにしている。上司の経験談は仕事の上でかなりプラスになっているからである。南田自身、酒が好きだというのも理由の一つだが。

草加:「さて。」

居酒屋のカウンターに腰をおちつけ草加がきりだした。

草加:「今まで販売業の在庫管理について話をしてきたけど、他の業種についても考えてみようか。」
南田:「はい。」
草加:「製造業における在庫管理だが、トヨタの「かんばん方式」と言うのがある。本来生産管理の観点から
    考えられたものだが、これは在庫管理にもつながるんだね。生産工程の中で、半製品と一緒に「かん
    ばん」と言うプレート形式の伝票が動くんだが、この「かんばん」がなければ次の工程の作業も始まら
    ないし、次工程に必要な部品も納入されない。ライン上にまだ使わない部品が山積みになっていたり
    すると作業効率が落ちるが、これも防げる。ジャストインタイムで効率の良い生産が実現すると、結果
    として無駄な在庫を抱えずに済むと言うことになるんだね。」
南田:「なるほど。」
草加:「建設業では、資材は現場納入が一般的だが、早すぎる現場納入は現場の作業効率を落とすだけじ
    ゃなく最近では資材の盗難事件も起きている。盗難の被害は保険で補填されるけど、資材の再調達
    という事になると工期に影響するよね。」
南田:「建設業の工程管理は資材の在庫管理も兼ねてるって事ですか。」

寒いから、と飲み始めた熱燗の二合徳利は空になり、草加は二本目を注文した。
金目鯛の煮付と牡蠣鍋がやけにうまい。

※トヨタのカンバン方式 http://www.toyota.co.jp/jp/vision/production_system/just.html

~次回に つづく~

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 神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士 竹内幸次氏の第4回目の記事となります。

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「ストラテジー(戦略)の作り方」に続いて、今回は「マーケティング戦略の作り方」がテーマです。

1. マーケティング戦略の経営上の位置

まずは言葉の定義を確認しましょう。「マーケティング/marketing」という言葉は、調査(リサーチ)でもなく、顧客設定(ターゲッティング)でもありません。「マーケット(市場)に向けた活動」のことを総称して使う言葉なのです。

「マーケティングとは市場に向けた活動の総称」

経営全体の位置づけでは以下のようになります。

経営活動・戦略
∟マーケティング活動・戦略
∟財務活動・戦略
∟組織人事活動・戦略

財務も組織も大切ですが、現代の経営は、「顧客のことを良く知り、競合他社の戦略に応じて自社の戦略も微修正すること」がとても重要ですから、マーケティング戦略は、まさに中小企業経営の重要領域なのですね。

2.マーケティング戦略は事業ごとに作るもの

例えば、創業したての事業者は、通常は1つの事業、例えば、「インターネットで一般消費者にコンタクトレンズを売る事業」として創業します。そして、徐々に「訪問して一般消費者にメガネを売る事業」のように事業を追加し、複数事業を行うようになります。このような「成長のさせ方」は前回の「ストラテジー(戦略)の作り方」で説明しました。

ここで1つ問題です。

2つの事業を行う会社にはマーケティング戦略は2つ必要なのか?

答えはYESです。原則的には以下のように整理しましょう。

経営戦略…1つの会社で1つ存在するもの(1つに統括する)
マーケティング戦略…事業単位で作るもの。だから1つの企業に複数のマーケティング戦略が存在するもの

3.マーケティング戦略はT+4Pで整理する

例えば、上記の「インターネットで一般消費者にコンタクトレンズを売る事業」を例にマーケティング戦略を考えてみましょう。

マーケティング戦略はT+4Pで整理していきます。

T…ターゲット(買って頂きたい顧客層)
4P…Product(商品)、Price(価格)、Place(流通・店舗)、Promotion(販売促進)


(1)ターゲット
全国の60歳前後の団塊世代の男性で、スポーツを愛好する人

(2)Product(商品戦略)
太陽光のまぶしさを緩和する老眼補正機能がある新型コンタクトレンズ

(3)Price(価格戦略)
メーカーとの独占販売権があるため、低価格化はせず、従来品よりも10%ほど高めに設定する

(4)Place(流通・店舗戦略)
eShop-doのようなレンタルネットショップを活用し、楽天のようなモールには参加しない

(5)Promotion(販促戦略)
オープン時に「シニアコンタクト会員限定1,000名、先着登録中!」のように「限定訴求」する。その後はメルマガの定期発行と、顧客の購買履歴に基づいたワン・トゥ・ワン・マーケティングを行う。

如何でしたか?マーケティング戦略の作り方の基本をご理解頂けたと思います。

最後に私事ですが、2008年2月12日(火)21時に日本テレビの「週刊オリラジ経済白書」という番組に出演します。中小企業経営にもプラスになるヒントを話しますので、時間が許す方はご笑覧ください。
(掲載が遅れてしまいました。竹内先生申し訳ありません。皆さんご覧になりましたか?)

次回は、4回までの説明を踏まえて、「中小企業の経営革新の事例」をご紹介します。ご期待ください!

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp
中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/


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 神奈川県中央会では、今回より4つのテーマによる専門家の記事を載せていきます。
 今回は、「労働関連情報」をテーマとし、株式会社人財経営センター須田労務マネジメント事務所 須田徹也氏より記事の提供をいただきました。

 管理職の中には、一般社員や役員以上にストレスが溜まり、過労で倒れる人がたくさんいます。
責任が大きい割には権限があまりなく、待遇もそれほどよくない会社もあります。また、役割や責任が不明確で、各社により捉え方がまちまちです。このようなことから、最近では管理職が残業代を請求する訴訟や過労死で遺族が会社を訴える事件が相次いでいます。
 そこで、労働法などの法律面だけでなく、実態面からも視野に入れて、管理職のあるべき姿についてドラマ仕立てで掲載します。

 主人公は、OA機器販売業を営むワンマンの小沢社長(59歳)と、社会保険事務や労務相談の顧問をしている開業歴3年の社会保険労務士、福田さん(40歳)です。

小沢社長:「福田さん、ちょうどいいところに来てくれた。実は、うちの営業課長をしている亀井君がうつ病に
      なって、もう1週間以上も会社を休んでるんだ。彼が送ってきた診断書を先ほど開封したら、しばら
      く静養して治療に専念するように書かれている。困ったよ。」
福田さん:「そうですか。うつ病などの精神障害にかかる社員が増えています。何が原因ですか?」
小沢社長:「競合他社との競争が厳しくてなかなか契約に結びつかず、ストレスが溜まっているんだ。
      それと、彼は責任感が強いから、夜遅くまで働くだけでなく、ノルマの達成のために土日も働くこと
      がよくある。亀井君はうちのトップセールスでもあるし、やや強引なところがあるがお客さんの信頼
      は厚い。
      彼が戦線離脱すると、うちのような中小企業にとってはかなり痛手だ。」

 この会社は小沢社長が18年前に脱サラして設立し、営業職5名、保守点検をするアフターサービス職4名、事務職1名の中小企業である。
 営業部は、社長サラリーマン時代の部下でもある鳩山部長と亀井課長、そして一般職3名で構成されている。

福田さん:「そうしますと、亀井課長は休職扱いにして、治療に専念させなければなりません。ゆっくり休んで
      完治してから復帰させないと、あとで大変なことになりかねません。」
小沢社長:「・・・・・・」
福田さん:「就業規則の休職規定には何て書かれていますか?それと、休職中の給与はどうしますか?
      休職中は社会保険から休業補償が受けられますが、どうしますか?」
小沢社長:「・・・・・・・」

 福田さんが一生懸命話しても、小沢社長は売上高のことが気になり、真剣に聞く心境ではなかった。

 ~次回につづく~

株式会社人財経営センター須田労務マネジメント事務所 http://www.jinzai-info.com

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 神奈川県中央会では、神奈川県からの情報を提供しております。

 本日は、『中小企業支援強化月間』についてのお知らせです。

 神奈川県では、生き生きとした企業を目指す中小企業を対象に、創業、技術、経営、人材育成など、県及び関係機関が実施する各種支援を一定期間に集中的に実施し、各々が連携しつつ中小企業支援の機運を高めていくとともに、多くの方々に利用していただくことを目的に「中小企業支援強化月間」を創設した。そして、この強化月間に賛同した中小企業支援を行っている41の関係機関・団体が連携して、80を超える支援事業を実施する。

◆実施期間:平成20年2月1日~平成20年2月29日

◆支援事業:創業支援、技術支援、経営支援、人材育成支援、その他支援

●詳細につきましては、神奈川県ホームページをご覧下さい。

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