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ものづくり現場の体験から(第3年度) ~ 第11回 ものづくり、日本国内回帰の兆し ~

2015-10-19 09:33:09 | ものづくり情報
ものづくり現場の体験から(第3年度) ~ 第11回 ものづくり、日本国内回帰の兆し ~

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本シリーズ(全20回)は昨年度に引き続き、“ものづくり”の現場を体験した技術士メンバーが交代で
お役立ち情報として提供させていただくことになりました。本ブログを通して意見交換ができたらと思います。
よろしくご愛読ください。

第11回~第13回は、日本のものづくりのこれからについて、担当 奥村貞雄が、話を進めます。
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第11回 ものづくり、日本国内回帰の兆し

 今や(2010年代)、国内ものづくり再構築のチャンス

  1990年代~2000年代は、「失われた20年」と云われ、プラザ合意による円高と、冷戦終結による、
 東西の圧倒的な国際賃金の差が、日本のものづくりの競争力を一気に弱体化させて行きました。
 国内のものづくりの場も閉鎖に追い込まれたり、海外移転に活路を見出さねばならない始末でした。
  しかし、2010年代に入ると、中国を始めとする新興国で、賃金の高騰が始り、アベノミクスの円安も
 加味し、ものづくりの国内回帰の兆しが出て来ました。潮目は変わったと云われます。国内のものづくり
 現場が、再び活気を取り戻し、強靭な現場力で、地道な生産性向上や品質向上を続けられる様、早期の
 再構築を図ろうではありませんか。

 「デジタルものづくりに留意せよ

  「失われた20年」の時代、日本のものづくりを足元から揺るがせた、今一つの原因は、デジタル化だと
 云われています。デジタルものづくりは、今や、経験豊かな設計者や生産技術者のいないことが大きな
 ハンデイになることは有りません。最新の設計情報をインプットしたコンピューターと最新の加工情報を
 インプットした工作機械があれば、世界のどこでも、以前とは比較にならないスピードで、同じレベルの
 製品を作ることが可能なのだと云われています。
  この点に留意し、この度の国内でのものづくり再構築に当っては、日本の多くの企業が武器とする
 製造現場の「匠の技」や「すり合わせ」の技術を簡単にコピーされない、配慮したデジタルものつくり
 忘れない姿勢を堅持しましょう。

 ものづくり、国内回帰の決め手とは

  この9月、ニュースでは、ものづくりの世界で、生産拠点を海外から日本国内へ回帰させた第1号として、
 ホンダの二輪車生産を報じていました。当然、系列の部品メーカーも、国内回帰を図っており、その決め手は
 次の通りとしています。
  「円安や、新興国での賃金上昇だけが、国内生産回帰の理由ではない。技術の蓄積がある日本の工場で、
 低コスト化の製造技術を磨く事であり、日本の得意とする自社開発のロボットの導入が、決めての一つである。
 国内回帰で、生産性は5倍にもなる。」
  ロボットも含めた、ものづくり技術の再構築にまい進しなければと考えます。

奥村 貞雄(技術士、公益社団法人 日本技術士会 神奈川県支部会員)

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公益社団法人日本技術士会 神奈川県支部
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