神奈川県中央会では、2つのテーマ(「ビジネスITスキル情報」、「労務管理情報」)による専門家の記事を載せています。
本日は、「ビジネスITスキル情報」をテーマとした株式会社インプルーブ キャリアデザイン 代表取締役 石川紀代美氏の96回目の記事となります。
今回のテーマは、「Withコロナ・Afterコロナ時代に対応するためのICT活用8」です。
なお、前回のブログを見逃した方はこちらからご覧いただけます!
「Withコロナ・Afterコロナ時代に対応するためのICT活用7」
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ビジネスITスキル情報 第96回
Withコロナ・Afterコロナ時代に対応するためのICT活用8
Zoomを使ってミーティングやセミナーを行う会社や組合が多くなってきました。そして、ネットを使ったミーティングやリモートワークはまだまだ続きそうです。ミーティングをホスト(主催者)として進めていくには、進行をしながらゲスト(出席者)の状況の把握もしなければいけません。それを1人でおこなうのはとても大変です。そんな時、誰かが手伝ってくれると少しは楽になります。
Zoomでは、有料版のアカウントを取得したホストが、他の人とホスト権限を共有することができる「共同ホスト」という機能を使うことができます。この機能により、指名されたゲストがホストの作業をサポートすることができます。ただし、ライブストリーミング配信や投票の設定、ブレイクアウトルーム間の移動などホストにしかできない機能もありますので、共同ホストはすべてのホスト機能を扱えるわけではありません。
共同ホストは、主に次のようなことができます。
- ゲストをミュートにしたり、解除リクエストができる
- ゲストのビデオを停止したり、開始リクエストができる
- ゲストの画面共有を防止できる
今回はこの「共同ホスト」の利用についてご紹介していきます。
共同ホストを使えるように設定する
共同ホストを利用するには、アカウントの設定ページで「共同ホスト」の設定がONになっている必要があります。
①Zoomの公式ページから自分のアカウントページにサインインをします。
個人の[設定]項目をクリックし「ミーティングにて(基本)」をクリックします。
②[ミーティングにて(基本)]項目にある「共同ホスト」をONにします。
ミーティング中に共同ホストにする
ミーティング中にサポートをしてくれる人を「共同ホスト」として指名することができます。
①ミーティング中に共同ホストにしたい人のビデオの上で右クリックします。
表示されたショートカットメニューから「共同ホストにする」をクリックします。
②確認のメッセージが表示されますので「はい」をクリックします。
③ゲストを共同ホストに設定することができます。参加者の一覧で共同ホストになっている人を確認することができます。
ホストの作業を1人に任せるのではなく、共同ホストを利用してホストをサポートすることにより、スムーズにミーティングを進めることができますので、ぜひ皆さんも活用してみてください。