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 神奈川県中央会では、4つのテーマによる専門家の記事を載せています。
 本日は「経営革新」をテーマとした中小企業診断士 竹内幸次氏の第3回目の記事となります。

株式会社スプラムの中小企業診断士竹内幸次です。前回の「経営目標づくり」に続いて、今回は「ストラテジー(戦略)の作り方」がテーマです。

(1)戦略という言葉の意味

「戦略」という言葉は経営者であれば使うことも多いと思います。ここで、以下の確認をしてみてください。

ア.戦略は自社の実施事項を体系的に示したもの
イ.戦略は競合環境を意識して、自社の実施事項を体系的に示したもの

どちらがより正しいと思いますか?

もうお分かりですね。「イ」です。「戦略」は「戦うための策略」という本来の意味がありますから、「誰と戦う」という点が重要な概念なのです。競合のことを考えないで、単なる自社の実施事項を羅列しただけでは、これは「(戦略性のない)経営計画」になります。

中小企業経営には、経営計画を戦略レベルにする、つまり、以下の観点から戦略を作ることが必要です。

(2)経営戦略の作り方
ア.ミッションとビジョンを持つ(これは前回説明しました)
社会性も考慮して、思い切って、伸び伸びと、大きな夢を広げましょう。

イ.ドメイン(事業領域)を定める
例えば、自動車修理工場が「自動車修理事業」と自社のドメインを定めていては、今後の事業の広がりは少ないかもしれません。これを「安全走行支援事業」のように定めてみるのです。今後の自社はどのような分野で収益を上げていくのか。その分野を事業ドメインといいます。

ウ.業界構造を調べる
そのドメイン内の業界、例えば民間車検場業界や、中古車ディーラーのような競合環境を調べます。また、顧客やユーザーがどのようなことを望み、どのような事業者を利用しているのかという顧客の購買行動を調べます。
最近では、インターネット上に様々は有益な情報がありますからYahoo等で「車 安全ニーズ」等と検索されてみてください。

エ. 成長のさせ方を定める
ビジョンに向かって、自社の業績を伸ばすためには、次の5つの伸ばし方があります。

1)市場戦略戦略
今の製品・サービスを、今の市場(客層)に、もっと売っていく戦略です。

2)新製品開発戦略
新しく開発した製品・サービスを、今の市場(客層)に売っていく戦略です。

3)新市場開拓戦略
今の製品・サービスを、新しい市場(客層)に売っていく戦略です。

4)多角化戦略
新しく開発した製品・サービスを、新しい市場(客層)に売っていく戦略です。

5)撤退戦略
収益を生まない事業や製品から撤退する戦略です。

上記の1)~5)を同時に行うことも無理ではありませんが、「今年度は1)を、3年後からは2)を」のように1つずつ着実に実行することも得策です。

如何でしたか?戦略の意味、戦略の作り方の基本をご理解頂けたと思います。

次回は、上記の経営戦略を、事業単位で実行するための「マーケティング戦略の作り方」ついて説明します。ご期待ください。

株式会社スプラム代表取締役 竹内幸次 http://www.spram.co.jp
中小企業診断士竹内幸次ブログ http://blog.goo.ne.jp/2300062/

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
戦略の作り方 (中央会編集者 鎮野)
2008-01-30 10:38:14
戦うための戦略づくり!
やはり経営をしていくためには、いつもどこかで、戦う準備をしておかないと勝てませんからね!
ぜひ戦略づくりから勝つ経営をしていきたいものです。
 
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