中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

おもてなしって、何?

2016年11月21日 03時30分21秒 | ぶらり、城東
2016.11.12の回顧録

浜離宮恩賜庭園→ふげん社(松本健二写真展)→松屋銀座遊びのギャラリー(手塚雪生ランプ展)→メゾンエルメスフォーラム(ミシェル=ブラジー展)→しおらーめん塩たいぜん(昼食)

外国人観光客の方が多いくらいの浜離宮だったけど、中にしろ外にしろ、あんなにあちこち工事中整備中なのはどうなのかね。勿論、4年後を見据えていることは解るけど、じゃ、今来る人は等閑にしていいっていう理屈にはならないよね。劇場の問題もそうだけど、どうしてこうも右向け右になるのか。仮にそうせざるを得なかったとして、料金負けるとかしてもいいじゃないとか思っちゃうよね。まあ私なら、向こう2年くらいの観光来日は勧めないけどね。あと、園内の茶室の復元に、日本の伝統技術の粋を寄せたみたいな解説をしていたけど、永さんが墓場から出てきて、経産省に化けて出そうなこと言ってるなって思っちゃったね。
松本さんの写真は、「雪は白ばかりではない」という言葉が良く解る作品だったね。ただ、会場のふげん社が、築地の裏道にも拘らず意外に有名な所らしく、大きさに比して人が多くて落ち着かなかったね。あんなに賑やかでなければ、ゆっくり本と付き合うのが楽しいセレクトショップだと思うけど。
手塚さんの作品は、ステンドグラスとは反対のベクトルで、洗練されたイメージのガラスを、粗い大き目の欠片で使った武骨さが魅力なのかな。ただ中には、照明と共にあることが疑問に感じる作品もあったけど。人工の照明だけに頼らない空間の方が、作品的には映えそうかな。
そして、ミシェル=ブラジー展ですよ。“美術館が潔癖過ぎることへの疑問”は、素晴らしい視点の転換だと思う。それをテーマにした個展を認めてしまうエルメスさんの度量の大きさにも感嘆した。こういう“有機的に変化し続けるインスタレーション”を、日本の大手の美術館がもっと取り上げると、アートへのハードルもグンと下がりそうなんだけど、アートイベントでさえ、こういう作品は少数派だからなあ。
たいぜんは、美味しいんだけど、店員さんの対応がちょっと気になった。まさか、そこまで“塩”で徹しているとか⁈


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