「♪あなたにはこの世界どんなふうにみえますか」これは私の好きなコトリンゴ さんの「たんぽぽ」の歌詞の一節である。
私は小学4年生の春くらいから眼鏡をかけ始めた。もう10年くらいかけていることになる。一度かけ始めるとどんどん視力は落ちていき目が"悪く"なって、今では裸眼で0.1もない。眼鏡なしでは非常にぼんやりとした世界だ。途中コンタクトをつけていた時期が何度かあったけれど、どんなに目薬を差しても目に違和感があったりかすんだりして、とうとうコンタクトは諦めた。
ところが最近図書館で松崎五三男先生による「2週間で驚くほど目が良くなる本」というものに出くわし、今、目の筋肉トレーニングを継続している。もしまた自力で視力を取り戻せるというなら何ヶ月かかっても良いから筋トレを継続するつもりだ。こんな風に前向きになれるのはこの本に書かれている内容がよく納得できるからだ。使わない筋肉が衰えるのは当たり前だ、とか、あなたの目の力は眠っているだけ!、とか、家でもどこでもずっと眼鏡に頼っていた私にはとても期待してしまうことが書いてある。筋トレ方法はわかりやすく書いてあり、マジック・アイとやらよりもちゃんと鍛え方がわかるので続けやすいと思う。
目の筋肉は別だと、どうしようもないと今まで思っていたが、きっと違うのだと思う。長野のスーパーおじいさん&おばあさん達だって毎日畑に出て同じような近所の友だちと喋っているから、必要な部分をちゃんと使っているからあんなにすごいのだと私は思う。東京の、ずっとテレビを見てる私のおじいちゃんおばあちゃん達だって、老いを嘆く前にもっと鍛えるべきだ。きっと人間は私が思うより強くできているはずだ。そう思いたいから私は筋トレに励む。私は何かを長く続けたことが無いけれどこれなら頑張れる。夢が叶った暁には眼鏡なしで走り回り、色々な所へ行き、そして毎日思い切り笑おう。
