中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

わかりやすい店名

2006年10月18日 | 中華街(福建路)
 おみやげ店―これが屋号。安直なネーミングというか、解りやすい店名ですね。
 中華食材、中国の雑貨、タイの食材などを売っています。福建路に最近できたお店ですが、その前は「アップル書店」という本屋さんでした。店頭には50円、100円の古本が置いてあり、ちょくちょく見に行ったものです。
 本屋さんになる以前は、長いこと「泰安商事」という雑貨屋さんがありました。中国式のお札や線香、八卦鏡、お守りなど、さまざまな物が山と積まれた倉庫のような雑然としたお店で、いつも店先にはオバアサンが一人座っていました。
 オバアサンの名は劉素蓮さん。1950年に福建省から娘さんと二人で来日した人でした。旦那さんがどんな人だったのか、どこにいたのかは分かりませんが、この横浜中華街で娘さんを女で一つで育ててきたそうです。
 高齢のためか、あるいは病気だったのか、何年か前に劉さんは店を閉めてしまいました。そして、そのあとにできたのが「アップル書店」であり、今の「おみやげ店」なのです。

 わかりやすい店名から、昔のことを想い出してしまいましたが、この横浜中華街には他にもシンプルなネーミングの店がいくつかあります。
中華飯店 中華楼

 他にも「中国野菜店」なんていうのもあったと思います。

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