青島留学老人日本生活記

留学後日本の生活記

成都;九寨溝;黄龍

2011年06月17日 | 旅行

 5月28日;

 いよいよ成都旅行も最終日である。最後は都江堰、と青城山の二箇所と決めていた。

昨日 観光旅行のチラシを参考にしツアーに申し込んでいた。230元のコースを選ぶ。

バスのグレードと昼食の内容で値段が違う、入場券は団体で購入するので金額に含まれる。

早朝7時 旅行会社チャーターのバスがホテルに迎えに来る。やれやれと乗り込み ”何時にホテルに

帰るか?”予定時間を聞くと18:00過ぎだと言う、”え!?” これじゃー帰りの飛行機に間に合わない

確認して申し込まなかった私のミスで 慌ててキャンセルしてバスを降りる。

バスを降りて さてどうしたものか?と当たりを見回すと、状況を見ていたおじさんが近づいて来る

”何処に行きたいのか?”世界遺産関係者の制服を着ている。(日本人は制服に弱い)

”こうこうしがじか”と言うと包車を紹介してくれる。費用は350元、金額は申し分ないので手を打つと、

10分くらいでボンゴが迎えに来る。天然ガスの車なので馬力がないが、走行には問題なさそうだ。

運転手に半額支払い、残りは帰りついたら渡すことで話がまとまり、7:20分に都江堰に向かって出発する。

 

タクシーから見たバイク出勤の様子。成都は毎日排気ガスと霧が混在した天気らしい。

 

世界遺産の都江堰に到着; タクシーで65分 50K程度の距離。

入場料 90元;  8:30であるが既に観光客で一杯である。

青城山と都江堰の灌漑施設は、成都の西58kmにある都江堰市にある。チベット高原の東端にある青城山(1800m)は、灌県の南西15kmにあり、36の山峰、38の道教の寺院、108か所の名勝を有する名山。山全体が囲まれた城の様に見えるので、青城と名づけられた。青城山は、アジアで最も信仰されている宗教の一つである道教(始祖 張道陵)の発祥地であり、上清宮、天師洞、建福宮など一連の古寺と庭園が残されており観光リゾート地にもなっている。一方、2000年の歴史を有する都江堰の灌漑施設は、青城山の北東約15km、灌県の西にある成都平原に注ぐ岷江の上流にある。古代中国が紀元前2世紀から建造した世界最古の水利技術の発展を示す水利施設であり現在も四川盆地の農業用に使用されている。万里の長城と同時期に造られた巨大な水利施設は、山川と平野を繋ぐ要衝に築造され、堰堤を利用せずに引水する建築様式が取り入れられた。水量を調節する堰堤である分水魚嘴、排水路である飛沙堰、水を引く入口である宝瓶口の3部分で構成されている。都江堰の一帯は、旧跡、庭園、つり橋など田園風景が美しく、人々と水との闘いなど数々の伝説が残されている。青城山と都江堰の灌漑施設は、2008年5月12日に発生したマグニチュード8.0(中国地震局)の大地震によって、深刻な被害を被り、復興が行なわれている

昨日下ってきた岷江が成都平野に流れ込む際水量調節目的で作る。

水量に依り別の人工的に作られた川に流れていく。洪水の時は水量を分散できる設計である。

通常の水量では写真右側の川に流れる。

山から下ってきた川が三方向に分かれる場所。 左側の川にオーバーフローしている。

 

堰堤の突端;

   

二王殿を訪れる観光客;

此処まで観光に来ると3時間上はかかる。

包車の運転手に電話して入り口まで迎えに来てもらう。次は食事をして青城山である