乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

リンパ浮腫セルフケアの時期

2010年08月29日 | 病気・症状
相変わらず、主治医の追っかけをやっています。
最近の主治医の講演からです。米国の報告「再発の治療に際し、再発を見つけるのが多少遅くなっても、予後に大差はない」って、1年前に言ったんですが、今年も言ったぞ。
で、「リンパ浮腫ついては、なるべく早い段階で見つける」が新たに加わりました。緩和医療学会の報告でも読んだのかな。

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【リンパ浮腫のセルフケア指導は早い段階でのケア構築が必要】 2010. 6. 24

   第15回日本緩和医療学会2010年6月18日~19日 東京


 リンパ浮腫の患者の苦痛を最小限に抑え、QOL(生活の質)の低下を防ぐには、症状の出現した早期の段階でのケアと指導が重要であることが示された。6月18日、19日と東京都内で開催された第15回日本緩和医療学会学術大会で、筑波大学附属病院緩和ケアセンターの入江佳子氏がポスターセッションで発表した。

 同院では、リンパ浮腫患者に対するセルフケア指導を目的として「リンパ浮腫セルフケア指導外来」が2009年に設立された。コンサルテーション件数とリンパ浮腫患者の依頼件数は、2008年が311件と24件(7.7%)、2009年が392件と52件(13%)と増加傾向にある。

 研究は、リンパ浮腫患者の実態とリンパ浮腫外来の現状について同院の緩和ケアセンターに所属する看護師によって分析された。

 リンパ浮腫は、臨床的に浮腫を認めない0期、軽度の浮腫で圧迫すると圧迫痛がでるII期、皮膚が硬さを増して角化がみられるIII期に分類される。

 同院においてはI期での依頼が50%を占めていたが、病期の進行した患者の依頼も多かった。診療科別では婦人科癌患者が59.6%と最も多く、乳癌患者が25%だった。

 リンパ浮腫外来の実施は週1回で、予約枠は4人。緩和ケア認定看護師、専従1人と兼任1人の計2人が指導に当たっている。

 分析によると、リンパ浮腫の病期が早い段階での指導の介入によって、セルフケアの自立に至る割合は高くなり、介入回数も少ない傾向があった。外来設立以降、患者の依頼件数と平均介入回数は増加傾向にあるが、マンパワー不足により、十分な指導時間がとれずニーズに応えられないのが現状だという。

 発表にあたった入江氏は、早期セルフケア指導介入によってリンパ浮腫患者の苦痛を最小限にできると同時に、医療者にとっても指導の負担が軽減する点を指摘。また、今後の課題としてはマンパワーの確保やシステムの効率化、早期依頼につなげるための診療科との連携などが必要であると述べた。
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私はセンチネルリンパ生検で、リンパ節を3つ採っています。術後数ヶ月して、術側の腕がすご~く重く感じたことがありました。以後、現在に至るまで、たまにその症状が現れます。これってリンパ浮腫かなあ?と悩むのですが、浮腫みはないし、1、2日で症状は消えるし。
診察日にそのことを話すのを、つい忘れてしまっています。

でも、「臨床的に浮腫を認めない0期」があるのを知ったので、やはり気になります。今度の診察日こそ、主治医に伺ってみようと思います。


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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)

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2 コメント

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Unknown (kei☆)
2010-08-30 19:49:28
リンパ節って、普段気にしていないけれど、とても大事なんですね。

病気でなくても、男性よりも女性の方が、むくみやすいというのは、リンパ節の数も違うのかしらん?と思ってしまいます。

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むくみの原因 (ノエル)
2010-08-31 00:34:08
血液は心臓というポンプで押し出されますが、リンパ液はポンプがなく、血液より停滞しやすいですよね。

女性の方がむくみやすいのは、むくみの原因として、女性は男性より筋肉量が少なく、冷えや血行不良になりやすい影響もあるのでは。

また、ホルモンの影響も大きいような気がします。月経前の一週間、ホルモンの関係でむくむ人は多いです。
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