乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

格差保険

2011年02月17日 | 患者の気持ち
私は国民健康保険に加入しています。自己負担は3割です。
手術なんかしちゃうと、トンでもねー額の医療費になっちゃうんです。その後の抗がん剤治療でダブルパンチです。
厚生年金の人、いいなあと、じっと手を見る。。。

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【保険者間で4~5倍の差がある医療保険料】

“一元化”には多くのハードル


● 医療財源の柱となる保険料に大きな不平等が生じている。
● 少子高齢化で保険者間の年齢構成と所得水準の差が拡大。
● 若年者が高齢者の医療費を負担する仕組みが不公平感を増幅。


 「増え続ける医療費の財源をどう確保するか」──。長年議論されてきたが、結論は得られていない。最近では消費税増税が現実味を帯びてきたが、年金などにも投入される可能性が高く、医療財源を十分潤せるとは思えない。それでは、患者の自己負担増はどうか。医療経済専門の東大大学院経済学研究科教授の岩本康志氏は、「これまで段階的に上げてきたので限界にある」と話す。

 そこで残る財源が、保険料の引き上げだ。「社会保険は被保険者の保険料で賄う」という本来の趣旨からすれば引き上げには合理性もある。

 ただ、保険料は保険者間で大きな格差があるほか、国税で補てんされている保険もあり、今となっては保険負担と医療給付の関係が明確ではない。こうした状態に不公平感を抱く被保険者は多い。岩本氏は、「格差是正は保険料引き上げを実現する上で避けて通れない課題だ」と語る。

医療保険の乱立が一因に

 医療保険は現在、会社員や公務員を被保険者とする被用者保険と、自営業者や年金生活者などを被保険者とし各市町村が運営する国民健康保険(国保)に大別される。さらに被用者保険は、大企業などの被用者を対象とし企業・業種ごとに運営される組合管掌健康保険(組合健保)、中小企業の被用者を対象とし政府が運営する協会けんぽ、公務員を対象とし自治体ごとに運営される共済組合などに分かれる。こうした保険が計約3500あり、基本的に保険ごとに加入者の保険料で医療費を賄う仕組みになっている。

 ところが、保険の種類により保険料の課金ベースや算出法などが異なるだけでなく、被保険者の年齢構成や所得水準にも違いがある。一般的に企業を定年退職した人は被用者保険から国保に移るので、国保の年齢構成は高く、所得水準は低くなる。さらに、少子高齢化が急激に進んでいる上、保険者の乱立で小規模の医療保険が多いため、被保険者の年齢構成や所得水準の格差はますます顕著になるばかり。年齢構成が高く、所得水準が低いほど保険料率は高くなるので、国保は、国税が投入されているものの、他の保険種別より料率が高くなる傾向にある。

 加えて、地方人口の高齢化などで同種の保険者間でも格差は広がっている。例えば同じ国保でも、医療・介護の1人当たり平均年間保険料は最高と最低の市町村の間で約4.5倍もの差がある。一方、被用者保険間でも賃金差などから保険料率に約3倍もの差が見られる。

段階を追って保険を一元化か

 岩本氏は「現状改善のために、保険の一元化を真剣に考える必要があるだろう」と話す。日本医師会も昨年11月、2025年以降に保険を“全国一本化”し、国が運営する仕組みを提言。保険料をいったん1箇所に集め、年齢構成と所得水準に応じて再分配することで負担と給付の関係を明確にしようというわけだ。

 ただ、財政状態の良い保険者は負担が増すなど、一気に一元化するには障壁も多い。そこで、まずは被用者保険と国保(後期高齢者医療制度も含む)別に財政調整を図りながら都道府県単位で統合、その後、国保の保険料算定方法をベースに国保と被用者保険を一元化する構想を主張する有識者は多い。また岩本氏は、「各保険者が予防機能を充実させて医療費を抑えようとしても、どうしても医療が必要になってくる高齢者などの分については、完全に一元化できなくても、保険者間で財政調整する手もある」と提案する。つまり、年齢構成の違いによる格差は保険者間で分かち合うという考えだ。

 昨年12月に高齢者医療制度改革会議がまとめた最終報告では、国保の都道府県単位での統一が明記され、一元化に向けての行程が示された。

自分の医療費は自分でためる

 少子高齢化の進展で保険料負担が重くのしかかっている若年者が、不公平感を募らせているのも問題だ。後期高齢者医療制度では、医療給付費の4割を現役の支援金で賄っている。今後、現役の負担がさらに増すのは確実で、このままでは不公平感が増幅する可能性が高い。

 その対策としてお茶の水女子大大学院人間文化創成科学研究科准教授の大森正博氏は、保険料の積み立て方式の導入を提案する。若年者が自身の医療費のために、あらかじめ保険料を積み立てる仕組みだ。

 高齢者の分と合わせて二重の負担になるが、「積み立てた分は自分自身に利用できることに加え、国税を投入して緩和すれば、ある程度納得は得られるのではないか」と大森氏は言う。岩本氏も「国民皆保険を維持するには、現在の世代と後世の負担をできるだけ平準化することが大切になる」とし、積み立て方式の導入に賛成する。現時点ではまだ公の場で議論されていないが、いずれ検討の対象になるかもしれない。
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国保歴の長い私は、国保を使う高齢者のために多額の保険料を払ってしまいました。なので今後、

>年齢構成の違いによる格差は保険者間で分かち合うという考えだ。

って考えをこれから導入されても、それは困る! だって、もう多額を高齢者のために払っちゃったんだもん(怒)。そしてその対象になった高齢者は私の保険料を使いきってるでしょ。

払っちゃったのも、自分が保険を使う時がくるかもしれないからと、真面目に払ってきたのに、途中から制度が変りますって、それは賛成できませぬ。支払い金額が少なかった高齢者たちを、墓からたたき起こし、「あななたちが楽をしたおかげでこうなったんだから」って言って、払ってもらいたい気分です(苦笑)。

>地方人口の高齢化などで同種の保険者間でも格差は広がっている。例えば同じ国保でも、医療・介護の1人当たり平均年間保険料は最高と最低の市町村の間で約4.5倍もの差がある。

これ、私も実感しますた。
乳がんの手術は小さな町にいた時の国保を使用、術後化学療法は比較的大きな市に住民票を移した後の国保を使用。国保の「均等割り・個人割り」の値の差が大きく、今の市の法がいくらかマシな支払いに。
でも、、、年間の保険料はこっちの市の方が大きい(爆)。高齢者密集地帯と合併しちゃったからですぅ~(泣)。

高齢者を非難するつもりはありません。高齢者に偏重した制度を避難しているのです。自分が納めている分を、高齢になったら恩恵に与れることが定着した社会でないと納得できません。暴動を起こしちゃうぞっ。

>少子高齢化の進展で保険料負担が重くのしかかっている若年者が、不公平感を募らせているのも問題だ。
>少子高齢化の進展で保険料負担が重くのしかかっている若年者が、不公平感を募らせているのも問題だ。
>少子高齢化の進展で保険料負担が重くのしかかっている若年者が、不公平感を募らせているのも問題だ。


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なかのひと

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