乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

「あっちむいてホイ」に脳内メカニズム

2010年05月12日 | 病気・症状
 バドミントン・ダブルスのゲームでは、パートナーの動きと逆に動いて陣形を整えることが多いです。
例えば、相手コートからシャトルが右側へと飛んできたとします。前衛が、自分が受け持つ玉と判断し、右前に飛び出したら、後衛はやや左側に移動します。前衛と同じく、右に寄ってしまうと、左側ががら空きになってしまう。
ダブルスは、いかに相手の陣形を崩すかがポイントです。パートナーと反対方向へ動き、「穴」を作らぬよう気を配ります。

初心者だと、この動きがなかなかできません。つい、パートナーと同じ方向、シャトルと同じ方向へ動いてしまう。顔はシャトルの方向に向いていて、体は瞬時に逆方向へ動かす。これって、慣れるのに練習が必要です。

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【「あっちむいてホイ」に脳内メカニズム】Yomiuri online 2010年4月8日(木)00:25

 ジャンケンの「あっちむいてホイ」のように、視覚で得た刺激と反対の行動をとるには、脳の深部(間脳)にある視床からの命令が不可欠であることを、北海道大医学研究科の田中真樹准教授らの研究グループが突き止めた。

 成果は、7日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に掲載された。
 視覚から得た情報を瞬時に判断して、それに従わない逆の行動は衝動性眼球運動と呼ばれる。パーキンソン病や統合失調症などの病気になると、この運動がうまくできなくなることがあるが、脳内のメカニズムはわかっていなかった。

 研究グループでは、訓練したサルを使って、ターゲットの動きに視線がそのまま反応してしまう場合と、ターゲットの反対側を向く場合を実験。その結果、反対側を向く場合の方が、視床からの電気信号が増大していることを確認した。

 また、麻酔で視床の一部を働かなくすると、ターゲットに反応する確率が高くなり、視床からの信号が、衝動性眼球運動に必要なことが裏付けられたという。

 田中准教授は「統合失調症などの精神神経疾患の病態を解明するための手がかりが得られた」と話している。
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ううう、私もあっちむいてホイは苦手だなあ(^^;)。子どもの頃、クラスでこの遊びをして、随分と恥ずかしい思いをした記憶があります。で、上手だったのは、すばしっこい人だったような。適応とか順応とかの能力が優れているんでしょうか。

それにしても、こういった遊びをするとなると、人は何とかうまくやろうと頑張ります。練習すれば、ある程度は「上達」するのが一般的でしょう。で、ほとんど上達が認められない原因に、視床からの電気信号が関与する可能性があるとは、とても科学的な裏づけとなりますね。根性や努力みたいな精神論では、治療が難しい部分があるということでしょうか。


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なかのひと

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