乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

沈黙も報道

2008年03月30日 | マスコミ
はぁ~、やっと人事異動の時期が終わりますた。

とある新聞社に出入りしてるんですが。
今月は移動の内示から始まって移動完了まで、もー職場がわっさわっさしちゃってさ。

はっきり言って皆さん、仕事が手についてないよっ(^^;)A

それが証拠に、今月の記事がつまんねーっ(`ε´)
張り込みやら取材やら、ちゃんと行ってきたのぉっ?って、首をかしげたくなるような内容ばっかだった。
それだけ人事異動って関心の高いことなのね( ̄ー ̄)。

出入りの局には科学知識の豊富な専門記者はいない。
最新の科学論文を読みこなす記者がいないってことでつね。だから、突っ込んだ科学系の会社独自の報道記事も掲載されませーん(^^;)。

「○○はダイエットに効く」と報道すると、インパクトは大きい→注目度が高まる→販売部数がアップする。
「研究の結果、人体に危険性は高くない」と報道しても、インパクトに欠ける→販売部数に影響しない。

中国製の冷凍ぎょうざ事件では、メディアは真っ先に、中国で農産物に大量の農薬を散布する映像を放映しましたっけ。
それを観た視聴者は、「農薬が原因なのか」と先入観を持つでしょう?

でもね、農産物に付着する残留農薬の濃度と、冷凍ぎょうざから検出された農薬の濃度と、ぜんっぜ~ん違う。残留農薬として検出されないような高濃度の農薬が検出されたのに。。。

で、それが次第にわかってくると、メディアは中国の農薬散布の映像をひっこめて、だんまり。。。

「勇み足ですた、すんません」ぐらい言えよっ(。`Д´。)。

も一つ。
残留農薬の量って、中国がスゴイくて、検疫で引っ掛かってばっかなんでしょうか?
他の国からの輸入農産物は?

この点に触れた報道機関はあったっけ??


科学報道が難しいのは、研究が進むと、過去の理論が覆されることがあるからだと思います。
「昨年、アンタの番組でこう言ったじゃん、なのに今年になって何で反対のことを言うの?」って視聴者から指摘される可能性もありますね。

例えば、強い抗酸化作用でがんを予防するのに効果があると言われたビタミンE。
日本でもサプリメントがばか売れした時期がありました。TVなどでもさかんに取り上げたし。

でもこれは脂溶性ビタミンで、肝臓に貯まりやすいのよ、だから過剰摂取しちゃうと…??と思っていたら、欧米では最近じゃ、サプリメントで摂らず、<普通の食事>で摂ろうって、政府が国民に呼びかけだした。

こんな報道によって得をするのは、誰なんでしょうね。
んでもって、損をするのは誰でしょうか(´д`)。


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