11年めを迎えた甲斐さんのビルボード東京でのライブ”KAI YOSHIHIRO Billboard LIVE 2025 EAST loves WEST”を最終日の23日に観に行った。ほぼ毎年行われるので春先の年中行事になっているが今年は甲斐バンドのホールツアーが控えているせいか例年より早めなスケジュールだった。会場のビルボード東京には何度か訪れているので迷うこともなくライブ開始の1時間まえには席に着いた。ワインとアイリッシュウィスキーを飲みながらゆっくり開演を待つ。日常のごたごたを忘れネーナ、ホール&オーツ、ブロンディなど80年代の懐かしいナンバーを聴きながらぼーっと過ごす。この時間が最高に気持ちいい。いつもどおり定刻を15分くらい過ぎたころドアがあき甲斐さんがステージに現れる。1曲目は”くだけたネオンサイン”この曲だけで今夜のライブが最高なものになることが直感的にわかった。
佐野元春&コヨーテバンド新作「HAYABUSA JET I」がリリースされた。単純なセルフ・カバーではなく過去の曲を現代にあうように再定義した作品集だという。タイトルや詩の一部、アレンジだけではなくコードやメロディーまで変更されている。はじめは正直期待しないで聴いてみたが、凄く良かった。ほとんどがハートランド期の楽曲なのでいまのコヨーテバンドだとアプローチが異なりまったく新曲として聴ける。このさきⅡもありそうで楽しみだ。
1.Youngbloods (New Recording)
M2.つまらない大人にはなりたくない (New Recording)
M3.だいじょうぶ、と彼女は言った (New Recording)
M4.ジュジュ (New Recording)
M5.街の少年 (New Recording)
M6.虹を追いかけて (New Recording)
M7.欲望 (New Recording)
M8.自立主義者たち (New Recording)
M9.君をさがしている (New Recording)
M10.約束の橋 (New Recording)
2月28日に封切られたディランの映画”名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN”を観に行った。まだ10日しかたっていなかったが千葉の片田舎の映画館はガラガラ(まあいつもことだけど、、)
オフィシャルサイトによると映画は、
”1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)が、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こしつつ、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。”
劇中の歌はディランの吹き替えではなくティモシー・シャラメ本人の演奏と歌。はじめ不安でしかなかったが違和感なく映画に没頭できた。ディランの様々なエピソードを散りばめたストーリーも良くて結構感動できるシーンも多かった。個人的に嬉しかったのはあの時代のニューヨークの町並みで目の前に突然あのチェルシーホテルが見えた時は椅子から落ちそうになった。映画なのだから当たり前だけど失われてもう見ることのできない街並みや伝説的なステージ、スタジオセッションの風景が鮮やかに蘇るのはたまらない。

