ストーンズ関連の書籍は山ほど発行されているが長い間ファンをしているとどこかで聞いた話の焼き直しが多くて読んでおもしろいものも段々減ってきている。個人的にはキースの自伝”LIFE”がダントツで賛否はあるけどトニーサンチェスの本も伝説をなぞるうえで長い事手元に置いている。比較的最近出た本ではビルジャーマンが書いた”アンダー・ゼア・サム”がとても面白かった。日本のファンクラブが出しているストーンピープルと並んで有名なファンジン〈ベガーズ・バンケット〉の創設発行者がビルジャーマン。時代的には70年代後半から90年代までのストーンズ周辺の出来事をビルの視点から書かれたものだが特に興味深いのがストーンズが解散危機にあった80年代後半のもので中々、外部からはうかがい知ることのできなかったエピソードあふれている。もしかしたら本当にストーンズは空中分解して今のバンドはなかったかもしれない。ミックのソロ活動が大成功していたら?キースとの関係修復ができなかったら?この本を読んでストーンズが今も存在してくれていることに心から感謝したい。

