連休後半は休日当番で仕事なので一昨日は横浜、伊勢佐木町に泊まり、ホテル近くのレストランで夕食後、中華街近くの”ウインド・ジャマー”といジャズバーに行った。年配のミュージシャンのトリオだったがその自然体な感じがとってもカッコ良かった。翌日は最近趣味にしている”行ったことがない場所の街歩き”をするため当てもなく野毛から吉田町、馬車道へ、その先はもうひとつ趣味にしてる明治、大正時代からの古い建物めぐりをした。風は強かったけど天気は上々でとても充実した1日でした。
MTVのニュースによると”伝説的アーティスト、プリンスさんが4月21日(アメリカ時間)、ミネソタ州の自宅兼レコーディングスタジオ、ペイズリー・パークにて意識不明の状態で発見され、死亡が確認された。57歳だった。訃報を受け、多くのミュージシャンがSNSを通じて哀悼の意を表している。”と伝えられた。日本時間22日の朝からフェイスブックを中心にあらゆるネットメディアがプリンスの死を伝えた。今年に入ってデビット・ボウイ、グレンフライも同様にネットからいち早くニュースを知った。もう最近はあまり聴かなくなったが80年代~90年代初めまでは日常的に聴いていたアーティストでそのスタイルは前衛的、実験的でありながらとてもポップだった。混乱してあまり言葉が見つからないが心から冥福を祈っている。
昔から嫌いではないが、立ち位置的にはロック・リスナーなので熱心なジャズファンではない。ただこのところジャズのCDばかり聴いている。14日に起きた熊本地震の影響もあるが、どうも派手な音楽を聴く気になれない。マイルス・デービスの”Kind of Blue”ジョン・コルトレーンの”アンソロジー”など定期的に聴くお気にいりもあるが最近よく聴くのは近所のCDショップに並べられていたユニバーサルのジャズの100枚シリーズのもの。1枚1,000円プラス消費税で買えるいわゆる廉価の名盤ジャズCDシリーズ。昔から名前やタイトルぐらい聞いたことやジャケットが良いだけでも惜しげなく買えるのがいい。特に50~60年代の物はどれも絶品ではずれなし。ビル・エヴァンスの”ワルツ・フォー・デビイ”やアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ ”モーニン”、ジェリー・マリガン”ナイト・ライツ”、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデー、キャノンボール・アダレイ 何時間聴いてても飽きない。
佐野元春が80年代、カフェ・ボヘミアをリリースしたころに話していた”STYLE OF COOL”という概念に最近囚われている。<COOL>とは”クールな物の見方””クールな態度、表現”、、佐野さんが言うには<COOL>ーアメリカ50年代のストリート・ポップ・カルチャーを代表する文化トレンド。当時の社会情勢を背景にティーンエイジャーたちやシステムからドロップアウトしようとする人々にとって<COOL>は「ある共通する意識」を代表する秘密のキーワードであったと書いている。一般的に<COOL>発生の起源は50‘sジャズミュージックのスタイルにあると言われているそうで、マイルス・デイビス、ジェリー・マリガン、ジョン・ルイス、ケニー・クラーク、ギル・エバンスなどクールジャズムーブメントのジャズメンたち。精神的なレベルでの<COOL>として文学の分野でアレンギンズバーク、ウイリアム・バロウ、ジャックケルアックなどの作家たち。いわゆるビート・ジェネレーションの人たち。つまり、それまでの因習的で、形式ばった社会を告発する際の武器として<COOL>の可能性を示したと書かれている。この文は佐野さんの”ハートランドからの手紙”という本に掲載されていて初めて読んだとき佐野元春の音楽や表現が何処から来たものかはじめて個人的に理解できた気がした。そしてこの<COOL>という言葉を自分に置き換えたとき自分の趣向に近いものを感じる。勿論佐野さんの概念とは少し離れるが自分の興味をもつ音楽、映画、絵画、文学は非常にこの感覚に近い。好き嫌いなので非常に観念的なのだが自分中ではドアーズ、ストーンズ、コルトレーン、ブレード・ランナー、ホッパー、1984、甲斐よしひろ、ロバートBパーカーみんなこのCOOLにあてはまる。書いてもよくわかり難いけど、、
4月5日火曜日(ストーンズの重要事は火曜日が多い)からロンドンで「EXHIBITIONISM」と題した展示会が開かれる。50年以上に及ぶバンドの歴史を紹介する展示会で写真、ステージ衣装、ミックとブライアン、キースが住んでいたエディーグローブのアパートメントも再現されるらしい。予告の映像をみてもさっぱりわからんが、、

