プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★無常

2018-12-25 09:12:18 | 日記・エッセイ・コラム
 2018漢字一文字は「災」だったが、毎年のように大災害が発生すると、もはや異常気象ではなくなったと心得ておいた方が無難。

 わが国の自然の豊かさは、南北に長く、亜寒帯から亜熱帯まに及び、森林が国土面積の三分の二を占めているからで、自然の恩恵と災害の危険が宿命。

 今年、相次いだ災害で、糸魚川大火が風化した印象だが、わずか2年前のことだった。

 こんな時、方丈記の一節を思い浮かべ、世の無常を感じる。「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」
 
★風化
 糸魚川の大火(12月22日)から1年を経て、街は少しずつ復興に向けて動き出したニュースを心休まる思いで見た人は多い。しかし、時間の経過と風化を感じさせるニュースもあり、複雑だ。......

★我が家のX'mas

2018-12-24 09:59:17 | 日記・エッセイ・コラム
 2008年、クリスマスを挟む12月22日~30日までのニュージーランド旅行を境に、我が家にとっては、年末から正月がGWになった。

 次女が、ダニーデンで結婚式を挙げたのが12月26日で、先方の両親との初対面は、前日の25日だった。
親戚一同が集う自宅に招かれ、クリスマスを祝い、ホテルの式場を下見した。

 そして、孫の誕生日は、めでたい1月1日で、忘れようがない。今まで、クリスマスと誕生日を兼ねてプレゼントを一緒にしていたが、今年から小学生になったので2回に分けた。

 TV番組で、クリスマス・イヴは、24日か25日かと騒ぎ立てていたが、国民的行事として定着したものに目くじらをたてる必要はない。

 昨日、天皇陛下のお言葉を拝聴し、人それぞれが持っているアニバーサリーを、大切にすることの重要性を噛みしめた。

★終活ア・ラ・カルト:師走

2018-12-23 08:52:57 | 日記・エッセイ・コラム
  郵便局の窓口でマラソン大会のエントリー代を振り込もうとしたら、男性が割り込んできて「これ頼む」と年賀状の束を差し出した。

 担当者が「外のポストに入れて下さい」と応じると、「せっかく、来たのに、なんだ、その態度は!」と、怒り出したので呆気にとられた。

 担当者が、「それでは、預かります」と言うと、「要らん!」と捨て台詞を残して出て行った。

 外に年賀状専用箱を置き、入り口にもカウンターにも「年賀状投函のお願い」の貼り紙がしてあったので、乱暴な老人だった。

 私よりも一回り近く高齢の老人が、急ぐ用事もないだろうにと不愉快だった。

 ”歩きスマホ”が日常的な光景になった現在、気ぜわしく動き回る説を師走の定義から外すべきだと憤慨しながら川沿いをのんびり歩いたら、気分が晴れた。

★車の断捨離
 来年、後期高齢者になると、どういった環境変化が起きるかを考え、備えたいと思案している。 まず、運転免許証の更新にあたり、認知症診断テストが付加される。結果次第では、更新不可も......

★終活ア・ラ・カルト:年賀状

2018-12-22 09:44:08 | 日記・エッセイ・コラム
 最近、終活の一環として、新年の挨拶をこれっきりにしたいとする文言を盛り込む「年賀状の終活」が増えているようだ。

 意思の疎通手段が多岐にわたる時代になったので、一年に一度の儀礼的な挨拶状などは無用と考えても不思議ではない。

 私は、古希を迎えた5年前、略式の生前葬儀を済ませ、交流があった人達への年賀状を取りやめた。

 今は、自分の近況を兼ねて、自己主張できるブログを発信することが心の支えにもなっている。

 限られた時間を有意義に過ごすためにも、古い思い出を捨て、新しい夢を刻みたい。
★時間の断捨離
 「ながらスマホ」を危険だなと思ってみていたが、最近、「気の毒だなぁ」と思うようになってきた。  高齢者は、限られた時間内で、若い人と同じように行動できないが、時間的な余裕があ......

★ふるさと納税(後編):点と線から面へ

2018-12-21 08:42:17 | 日記・エッセイ・コラム
 地方自治体が、東京に開設しているアンテナ・ショップの数は72あるが、10年前は36店舗だったので、ふるさと納税制度とリンクし、東京のマーケット・サイズの魅力を実証している。

 2014年に、 石川県と金沢市が相次いで銀座に出店した時、「税金の無駄遣いだ」と苦々しく感じた。

 しかし、県知事は「物販で黒字にするつもりはない」とし、特産品の販売に特化せず、自治体のPRや観光案内・誘客によって石川の活性化につながれば、年間、2億円や3億円かかろうと割り切ると胸を張った。

 北陸新幹線が開通し、金沢が中核都市として存在感を高め始めた今となっては、先見の明があったのだと感心している。

 東京は、マーケットだけでなく、世界中から人が集まる個性を持つので、工夫次第で利用価値が高まる。

 例えば、ふるさと納税の返礼品を並べ、寄付者がその場でチョイス出来るようにすれば、理解度が増し、賃借料の赤字分ぐらいは解消できるかも知れない。

 また、金沢発の「アート払い」や「ヘアカット・アート払い」の新規事業の紹介と作品を展示・販売すれば、若手作家の育成や移住促進にも貢献できる。

 一等地の拠点をPRや物販などの「点と線」に限定せず、面への広がりを工夫することを期待したい。