プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★地域文化と企業文化の落差

2006-07-31 09:14:12 | 日記・エッセイ・コラム

 町内会最大のイベントとも言うべき、「町民親睦会」が終わった。市内のホテルで、年に一度、親睦を図るのだが、今年は世話役として参加したせいか、軽いカルチャーショックを受けた。

 サラリーマン時代、職場の新忘年会や花見、送別会或いは歓送迎会等々、名前を変えた会合を経験してきた。規模も十数名から1000名近くの式典まで多種多様だったが、一体、その数はどれ程だったか全く見当がつかない。ぼんやり来し方を振り返りつつ、記憶を辿ってみた。数百とも1000の大台を超えているとも思えるのだが、定かではない。いずれにせよ、記憶に残らない位、いい加減な気持ちで義理を果たして来たに違いない。

 一方、町民親睦会の参加者は、130人程度だったが、構成員は幼児から超高齢者まで広範囲で、会社役員や学者、自営業者、主婦等々、キャリアもさまざまだ。従って、趣味や話題の対象も自ずと異なり、パーティ全体としての盛り上がりは難しく、テーブル単位にお任せするしかない。毎年、恒例のカラオケ大会とくじ引き程度で、お茶を濁すことになる。それでも、日頃、挨拶程度しかしない町内会員が酒を酌み交わすのを楽しみにしている人達が多いと聞き、不要論者としては気が重くなった。

 会社人間時代は、出身地域や年代の違いはあっても、事業目的という基本的価値観を共有しているので違和感を感じることは無かった。地域社会とのお付き合いをないがしろにしてきた会社人間特有のハンディだと反省しつつも、気の使い方が全く違うことを負担に感じた一日だった。


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