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時悠人chosan流処世術

★真夏の悪夢

2005-08-19 14:13:40 | 日記・エッセイ・コラム
 8月19日午後、ライブドアの堀江社長が、今度の衆議院選挙に広島六区から出馬するとのニュースに耳を疑った。今回の自民党の候補者選びをみているうちに、「ひょっとしたらやりかねないゾ」と、冗談のつもりで女房に話した予言が不幸にも的中した。一応、自民党公認ではなく、無所属から出馬するそうだが、自民党は公認候補を出さないそうだからその狙いは、、、、。違うというなら、何故、出身地の福岡から立たないのかの疑問が残ってしまう。

 ご本人が決めたことに口出しする立場ではないが、果たして国政を通じて、我々国民の為になる政策を真剣に考えてくれる人物かどうかは、やはり気になるところである。料理家の女性候補も同様だ。「料理も政治も同じ」との発言は、両方とも真心・愛情が必要ということなのか、味付けが決め手ということなのか不明だが、下手なキャッチコピーでしかない。

 堀江候補については、ご存知のとおりで、フジテレビ・ニッポン放送とのマネーゲームで稼いだご仁だ。ネット・IT・金融で世界のコングロマリットを目指すのが氏のビジョンだが、ITなどよりも、金融ビジネスに関心が強いお方のようで、3月に出版した本では、ちょっと頭の良い人なら政治家にはならないと書いていた同じ人物だ。政治をご自分のビジネスに有効に利用するつもりだろうが、随分、国政の場も甘く見られたものだと思う。

 かつて、政治学で「政治家とは転んでもただでは起きない人種だ」と習ったが、永田町で日々、繰り広げられる権力術数の世界は、魑魅魍魎としていて、明日にはまた別の予期せぬ候補の名前が浮かび上がってくるだろう。久米宏やみのもんたが候補者リストに載るとなると、まさに真夏の悪夢だ。


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