海上に浮かぶ朱色の鳥居を見ただけで、「ハ、ハーン」と察しがつく程、特徴的な景観を呈する世界文化遺産「厳島神社」。妻が、初めてというので、広島駅で乗り換え、宮島口へと回った。 私は3回目だったが、世界遺産に登録されてからは初めて。その華麗さは20年前と変わらず平家の栄華を想像するだけで、飽き(≠安芸)なかった。下手な解説は無用だろうから、写真だけを紹介したい。 さて、今回の二泊三日の旅は、「JR西日本パス」を利用したぶらり旅で、通常料金よりも断然お得だ。詳細は、http://www.jr-odekake.net/navi/nishipass/でご覧になれるが、5月8日から6月29日までの期間限定なので注意が必要。私達夫婦が利用したのは、「3日間グリーン車利用ひとり20,000円」のパス。
「食」は、”広島のお好み焼き”と”門司の焼きカレー”、「観」は、原爆資料館と門司レトロ・巌流島、西本願寺だった。大まかな行程を決め、宿泊先と復路の列車だけを予約し、あとはその日任せの気まま旅とした。 宮島から広島へ引き返し、原爆ドームへ。過去、数回、足を運んだが、資料館をゆっくり回ったことがなかったので、閉館まで見学した。
世界で唯一の被爆国日本がなぜ、広島、或いは長崎に国立追悼施設を建設しないのか今も分からない。熱心にメモを取る子供たちや外国人観光客が多く、時間をかけて学習している光景に救われた思いがした。