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時悠人chosan流処世術

★蟹・ツーリズム④:蟹料理ア・ラ・カルト

2021-12-09 07:39:06 | 日記・エッセイ・コラム
 開高健は、大阪出身だが、北陸ゆかりの文士に加えたい一人だ。「裸の王様」で、芥川賞を受賞し、ベトナム戦争の取材など、行動派の作家として活躍したが、無類の「蟹好き」だった。

 20年以上、越前海岸の某宿に通い続け、「越前ガニ」と題したエッセイで、認知度アップに貢献した。
彼の名前を冠した「開高丼」は、「オスガニ3杯とセイコ(メス)ガニ7杯」を山盛りにした贅沢丼だ。

 富山県に移ると、「ベニズワイガニ」が主流になるが、「鉄砲汁」が、寒い季節に何よりのご馳走だ。最近、富山湾の宝石「白エビ」と「紅ズワイ蟹」のコラボ「紅白丼」が新名物料理に加わった。

 最後に、石川県では、金沢おでんの「カニ面」。香箱蟹の甲羅の中に、数杯の香箱蟹の脚の身・ミソ・内子等、すべて詰め込み、おでんだしで温める。

 なお、これを提供するおでん屋は、新幹線開通とともに増え、作り方も店ごとで異なってしまったが、冬の金沢を代表する逸品だと思う。


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