両国政府の致命的な違いは、政策決定プロセスにおける透明性と論理性だと思う。
日本の場合、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議やアドバイザリーボード等の組織を設置し、体裁が整っている。しかし、政府に不都合な意見や提言の採用には、極めて消極的で、議事録を作成しない。
一方、オーストラリアの場合、専門家の意見を傾聴し、対策を政府が判断し、国民に対して、具体的・論理的に説明責任を果たす。そして、実行の局面では、少々の反対で妥協しない気概を併せ持っている。
政治体制の違い(ausは連邦制)が最も大きいが、政治に対する国民の関心度や、政権交代可能な政党の存在と政治家の年齢の違いも大きい。
オーストラリアでは、30~40歳代の議員が圧倒的に多く、日本のように70歳代の国会議員はいない。また、選挙権の行使が義務で、棄権すると罰金を科せられるので、国民が絶えず政策をチェックする。
いずれにせよ、日本国民が、政治への関心度を高めないと、政治家の「慣れと気のゆるみ」を招き、有り難くないツケが回ってくることになる。"(-""-)"
日本の場合、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議やアドバイザリーボード等の組織を設置し、体裁が整っている。しかし、政府に不都合な意見や提言の採用には、極めて消極的で、議事録を作成しない。
一方、オーストラリアの場合、専門家の意見を傾聴し、対策を政府が判断し、国民に対して、具体的・論理的に説明責任を果たす。そして、実行の局面では、少々の反対で妥協しない気概を併せ持っている。
政治体制の違い(ausは連邦制)が最も大きいが、政治に対する国民の関心度や、政権交代可能な政党の存在と政治家の年齢の違いも大きい。
オーストラリアでは、30~40歳代の議員が圧倒的に多く、日本のように70歳代の国会議員はいない。また、選挙権の行使が義務で、棄権すると罰金を科せられるので、国民が絶えず政策をチェックする。
いずれにせよ、日本国民が、政治への関心度を高めないと、政治家の「慣れと気のゆるみ」を招き、有り難くないツケが回ってくることになる。"(-""-)"