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★「住みよさランキング2020」(後編):野々市市とは

2020-07-01 08:10:17 | 日記・エッセイ・コラム
 ランキングの1位に輝いた野々市市は、隣接する金沢市への通勤率約40%が示すように、金沢のベッドタウンにあたり、2011年に市制施行された。

 県内一狭い面積に、約56,000人が暮らし、自然増加率全国6位の稀少な存在だ。しかし、海や山もなく、観光資源も乏しい人口密度日本海側最高の町が、何故、日本で一番住みやすいのかと、評価項目を調べた。

 最大の強みは、2つの大学に8,000人以上の若者が在学し、市民の平均年齢が全国で8番目に若く、活気に溢れている。大学を核に、飲食店やアパート等々の周辺事業が派生し、「利便度」と「快適度」に優れる。

 イオンやコストコなどの大型店が多く出店し、子育て世代には「利便度」抜群だ。ちなみに、「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国2位で、「人口当たり小売販売額」は6位と突出して高い。

 また、地理的に、新幹線や空港利用にも便利なうえ、道幅を広くとり、歩道・車道・自転車の分離化を進め、安全面でも優れている。

 さらには、コミュニティ・バスが整備され(市内一律100円・3ルート)、子どもの医療費助成(18歳まで無料・所得制限なし)など福祉の充実度も高く、どの指標も平均的に高水準で、バランスがとれている。

 それに対して、ランキング2位の文京区と3位武蔵野市は、「利便度」「快適度」「富裕度」いずれも高得点だが、「安心度」が極端に低く、後塵を拝した。