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時悠人chosan流処世術

★年末の寒ーい贈り物

2018-12-30 10:58:17 | 日記・エッセイ・コラム
  昨日の午後、年末の挨拶に来た甥が、東京で建設業を営む友人から「日当70,000円で仕事を手伝ってくれ」と頼まれたが断ったと打ち明けた。

 「そんなうまい話がある筈がない」と言うと、東京オリンピックの工事現場で、人手が足りず、怪しげな外国人労働者をかき集めたが、それを束ねる人がいないので、助けて欲しいという事情だった。

 甥は、青年の翼や海外事業協力隊等を通じて、外国人との交流が豊富で、有技術者でもあるが、家業を従業員にぶん投げて上京するわけにはいかない。

 「ホテル暮らしで、毎晩、飲み歩いても、今の収入以上を稼げるのにね」と苦笑いしていたが、私は、労働力需給の偏りの異常さに笑えなかった。

 金に糸目をつけず、大型公共事業を推進すると、地方都市から貴重な労働力を奪っていく。景気対策優先の総理からの有り難くない贈り物といえる。

 次回更新は、1月4日の予定。