★財政再建は、国民の意識次第

　台風１号の発生が遅い年は、７～９月にまとまって来るとの予報が的中し、８月に４つの台風が上陸し、９月に入っても、全国各地で猛威をふるっている。

　毎回のことながら、被災状況をみて、「マニュアル不足」、或いは、「マニュアル通り実行せず」と言った専門家の解説を苦々しく感じる。

　メディア報道が、それを増幅し、あたかも、原因が人為的ミスで、行政に責任を転嫁する傾向が窺え、これが行政コスト増加の一因となる。

　行政の指示を待たずに、住民の自主的な取り組みで、危機を免れたケースも数多い。基本マニュアルは必要だが、詳細な手順まで網羅すると、応用動作が出来なくなる。

　マニュアル頼みではなく、機に望んでの咄嗟の判断能力を養いたい。

　

★財政再建の道筋②意識改革

　国の財政を建て直すためには、行政の事業見直しは無論だが、国民の「行政頼み」の意識改革も必須。今の日本では、何か事故や事件が発生すると、有識者層が口を揃えて「国が対策を講じるべ......

>続きを読む

　　国民一人一人が、「健康と安全は自らの手で」の意識を持てば、膨張一途の国家予算を抑制する契機になると思うのだが。