朝夕の気温は涼しさを増してきたが、日中の暑さはまだまだ厳しい金沢。9月9日~11日まで、涼を求めて初秋の白馬山麓を訪ねたのは、実に50年ぶりだった。JR金沢駅10時34分発の特急北越3号で糸魚川で大糸線に乗り換え、南小谷でもう一度乗り換える。
糸魚川で、昼食を兼ねて市内を散策した。駅前の「ヒスイ王国館」には、物産コーナーや食事処があり、情報収集に便利だ。駅前からのびるヒスイ・ロードや雁木通りは、平成に入り整備されたものだが、落ち着いた都市景観を呈している。
糸魚川~南小谷間は一両編成なので、車内はかなり混みあう。南小谷から特急あずさ26号に乗り、白馬駅には14時37分に着き、長女と合流。
標高1,900mにある栂池自然園は、面積約100haの広大な国内有数の高原湿原で、紅葉には少し間があったが、草紅葉が始まる気配が漂っていた。 花の見分けがつくのは、トリカブトやミヤマシシウド、キリンソウ程度なので、 当日現在、咲いている花のシートを購入し、実際の花と見比べながら名前を憶えようとしたが、徒労に終わった。シートには31種類の花の写真が載り、訪れた日付が印字されていたので、記念に持ち帰った。
栂池自然園からの帰路。ゴンドラ&リフトを乗り継いで標高が下がるにつれ、厳しい残暑が待ち構えていた。次回更新は、9月30日予定。