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時悠人chosan流処世術

★NZL地震に思う(2/2):運命?

2011-02-24 10:32:27 | 日記・エッセイ・コラム

Kana_wedding3_005  写真は、2008年12月、娘夫婦がすむクライストチャーチの借家を訪ねた時のもの。彼らが永住を決意し、家の新築計画を相談して帰国した直後、リーマン・ショックの影響で夫君がリストラされ、資金計画が狂った。新たな職を求め、彼はオーストラリア(パース)へ単身赴任し、その後、娘も移住した。

 さて、人間も数十年の年輪を刻むと、若い頃と違い、運命的な力・作用に対する考え方も変わるもの。20代、30代の頃は、何事も自力で克服出来るとのうぬぼれが行動力の源泉だった。40代になって人の使い方を覚え、50代で組織と人のメカニズムを知った。と同時に、己の無力さや限界と偶発的な出来ごとの多さを思い知った。

 クライストチャーチは、我々老夫婦もお気に入りの町で、一時期、移住さえ考えただけに、今回の地震でより一層その思いを強くした。「運・不運」で片付けるのは不謹慎だが、人生の襞にも似たさだめを感じる。